教科書の単元から資料を探すページです。
以前,東大の入試問題に円周率πの近似値を扱う問題が出された。π≒3.14ということは誰でも知っているが,知っているだけでは駄目で,いかにして数学的な説得力を持つ証明を構築できるかが問われるものであった。では,log102≒0.3010,log103≒0.4771,log107≒0.8451はどのようにすれば示せるのであろうか。 本稿では,対数の性質 logaMr =rlogaMからlog10M =1/nlog10Mnというようにして用い,また,少々面倒になる小数計算は電卓を用いて行い,log102,log103,log107の近似値を求める。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。会員向け無償ダウンロードはこちら→https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/login/newenter.php?wurl=/detail/40776/
山口県立高森高等学校教諭 西元教善
対数関数では,底が1より大きいときは増加関数,底が1より小さい正の数であるときは減少関数であることを利用して,対数で表された数(分数を含む場合がある)の大小比較をさせる問題を扱う。底が異なるいくつかの数や対数では表されていない数(分数)とかを交え,底の変換公式や対数の性質 logaa=1などを使って求めさせることがある。 本稿では,3/2,log49,log925を小さい順に並べる問題を題材にして,そこから考えられる不等式などを考察してみたい。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立高森高等学校教諭 西元教善
受験科目の多様化により,理系の生徒でも数学Ⅲを履修しないことがある。そのため,進学先の大学で数学Ⅲの知識を必要とする講義を受けなければならないことがあり,戸惑う学生が見られる。本稿では,某私大の薬学部に進学し,分析化学の講義で自然対数を扱うことになった学生(数学Ⅲ履修者)から対数(常用対数,自然対数)についての質問を受け,数学Ⅲ未履修者の苦労を思いやりながら説明をしたことを題材にして考察する。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。会員向け無償ダウンロードはこちら
山口県立光高等学校 西元教善
対数利用の1つとして,常用対数による1より(かなり)大きい数の桁数や,1より(かなり)小さい正の数について,小数で表したときに小数第何位に初めて0以外の数字が現れるかを扱う。どの教科書も1ページ程度の扱いである。生徒に対しては予備知識というか,事前確認しておく必要のある内容がある。教科書に記述されている解答からも理解できないことはないが,事前に確認しておくと,理解が円滑に進むと思われる内容を中心に考察したい。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
常用対数の応用として,N≧1である数の桁数を求めたり,0<N<1である数が小数第何位から始まる数,つまり,小数第何位に初めて0以外の数字が現れるかを求めたりする問題があるが,教科書ではそれ以上踏み込んではいない。せめて最高位の数字ぐらいは求めておきたいし,また,特に小数第n位に初めて0以外の数字が現れることを考えるのであれば,その数字は何かを求めておく方が自然ではなかろうか。そこで,これに答えるべく考察を行ってみた。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
対数を含む方程式・不等式については専ら計算で求める指導をしていて,グラフによる視覚的な指導を行っていないのが現状であろう。というのも,対数関数のグラフについては,y=logax型しか扱っていないからである。y=logaxでは,x>0であることに触れるが,このことが, 対数であればなんでもx>0であるという誤解も招いているようである。そこで,y=loga(x-p)型,y=loga(x-p)+q型のグラフを扱っておくと,対数を含む方程式・不等式の意味が視覚的に捉えられて,式による解法の理解の意味付けができるのではないかと思う。 本稿では,東書数学Ⅱのp.162~163の例題6~8で扱っている対数を含む方程式・不等式について,Tosho関数図形エディタを活用した指導について考察する。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
数学Ⅱで「常用対数」を扱う。その応用例として,常用対数表を使って「立方根の近似値」を求めるものがある。大体の値が分かり,常用対数表の活用の一面が窺えればよいというスタンスであるが,そこに釈然としない思いを持つ生徒もいるだろう。そういった生徒,また,そういった生徒を指導する教員のために,本稿を書いてみた。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
「対数の性質」として教科書で扱っているのは,積の対数,商の対数,累乗の対数である。「対数の性質」の直前には1の対数の値は0であること(loga1=0),底と真数が等しい対数の値は1であること(logaa=1),が扱ってあるが,これは「対数の性質」には含まれていない。また,「対数の性質」の特別な場合として,逆数の対数,n乗根の対数がある。性質としての扱いではなく公式扱いで,底の変換公式がある。さらに,この特別な場合として底と真数を入れ替えると元の対数の逆数になる(logab=1/logba),がある。個人的には,これに対数乗を加えて欲しいと思う。本稿では,対数の広い意味での性質,つまり教科書に「対数の性質」と銘打ってある性質以外も含めて再考察してみたい。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立高森高等学校教諭 西元教善
数学的記号が苦手な生徒は、23=8はわかるが、log28=3になる理由がわからないと言う。また、定義logaM=p⇔ap=Mの意味もわからず覚えられないと言う。そこで本稿では、数学が苦手な生徒向けの対数指導を考察する。※文中の数式は、「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには、「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。会員向け無償ダウンロードはこちら
山口県立光高等学校 西元教善