教科書の単元から資料を探すページです。
ニューサポート高校「数学」vol.27(2017年春号)より。「アクティブ・ラーニングで目指すべきことは」「算数・数学科における深い学びとは」「深い学びを目指すことの先には」について述べる。
東京学芸大学 西村 圭一
生徒がやる気を見せないのはなぜか。なぜ生徒は自分で考えようとしないのか。授業がなぜ上手くいかないか。そんな悩みを解消しようと考え尽くし、その解決策としてユニバーサルデザインの考え方による高校数学の授業ができないかについて考察した。
埼玉県立豊岡高等学校 五十嵐英男
数学Ⅲでは数学Ⅱの微分法(3次式まで,和・差,定数倍の導関数)を拡張し,三角関数や指数関数を始めとしたいろいろな関数の導関数や関数の積・商の導関数の公式を扱う。それを使って,4段の増減+凹凸表を作成し,グラフをより正確に描くことができるようになるが,関数が多様になったため,その積や商で作られる関数のグラフは多くの場合には「概形」しか描けない。また,デフォルメといったら言い過ぎかもしれないが,縦横の比率を変えないとグラフの特徴が明示できないこともある。 本稿では,そのようなことを踏まえて,y =e-xcosxを例にとって考察したい。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
拙稿『y=e-xのグラフについて ~ Tosho関数・図形作成エディタの活用 ~ 』では,Tosho関数・図形作成エディタを活用して,y=e-xのグラフを考察した。そのまとめの中で,「この関数については,x軸と囲まれる部分の面積やy=e-x,y=-e-xで囲まれる部分の面積を問われることがあるので,グラフの特性を把握しておく必要があるであろう。」ということを述べたので,これについて考察してみたい。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
拙稿『関数y=e-xcosxに関する一考察~2曲線y=e-x,y=-e-xとy軸で囲まれる図形の面積を1:3に分ける曲線 ~』では,関数 y=e-xcosxが2曲線y=e-x,y=-e-xとy軸で囲まれる図形の面積を1:3に分ける曲線であることを考察した。当然の流れではあるが,関数y=e-xsinxではどうなるのかということが気に掛かった。y=e-xsinxのグラフがy=e-xcosxのそれと異なることは,y=sinxのグラフと y=cosxのグラフの違いから明らかであるが,そのことが分割比にどのように反映されているのかについて考察した。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
ニューサポート高校「数学」vol.31(2019年春号)より。今年は,2 日間とも天候にも恵まれ,大きな混乱もなく終了しました。ただし,スマホなどを利用した不正行為が数件発覚したほか,問題文に定規を当てて読んだため,違反行為と見なされてしまったという何ともしゃく子定規な判定もありました。国語の問題では,表紙の訂正という珍現象に思わず笑ってしまいました。受験生たちもいきなりのお茶目な訂正にとまどったことでしょう。また,倫理の問題で, 正解の追加がありました。珍しいですね。
開成高等学校教諭 木部陽一
「ニューサポート高校「数学」vol.33(2020年春号)特集:新教育課程に向けたポイント整理」より。新学習指導要領が実施される2022年度まであと2年となりました。平素の教科指導や生徒指導などをはじめ,大学入試改革の混迷や学校における働き方改革などの直近の課題を前にして,数年後の様子を想像する時間を見つけることは難しいことと想像しています。本稿では,それでも足音の近づく新教育課程に向けて,各学校において検討が必要になると予想されるポイントをまとめました。本稿が,先生方の計画立案の下準備となれば幸いです。
東京書籍高校数学編集部
「ニューサポート高校「数学」vol.33(2020年春号)特集:新教育課程に向けたポイント整理」より。新課程による第6回のセンタ-試験,そして最後のセンター試験が終了しました。今年も,2日間とも大きな混乱もなく終了しました。また,スマホを利用した不正行為が1件発覚しました。さて,令和2年の出題形式は平成31年までの出題形式をほぼ忠実に踏襲し,全体としてほぼ例年どおりの分量と難易度でした。また,新テスト(大学入学共通テスト)を意識したかのような設問も一部で見受けられました。
開成高等学校教諭 木部陽一
「ニューサポート高校「数学」vol.33(2020年春号)特集:新教育課程に向けたポイント整理」より。高校までの学習内容は,学問を学ぶ基礎の部分を教えているが,基礎の部分も十分に魅力がありそれ自体とても面白い。しかし,大多数の生徒は数学を専門とせず,大人になって数学を意識する事も少ないであろう。「この数学はこんな所に使われている」とか「この話を発展(または一般化)させるとこのようになる」という話を授業のネタとして話していると思うが,教師個人の情報収集力や授業力に拠る部分が大きい。そこで今回高校数学を題材に,こんな展開もあるという話を伝えたいと思った。
沖縄尚学高等学校教諭 大西宣昭
ニューサポート高校「数学」vol.35(2021年春号)より。新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからず,11都府県に緊急事態宣言が発令される中,第1回目の大学入学共通テスト(以下「共通テスト」と記述)が実施されました。この新テストが実施されるにあたっては,「英語」における外部テストの採用や,「国語」と「数学」における記述式問題の導入など,理想ばかりが先行し,その実現への課題を克服することができなかった“大人たち”のせいで,全国の高校生たちは入学以来散々振り回されました。その上コロナ感染予防のために設けられた様々な制約の中で受験当日を迎えることとなり,受験生の皆さんは本当に大変だったと思います。改めて「ご苦労様でした」とお伝えしたいと思います。
神戸海星女子学院高等学校教諭 山口 勝幸
本校は昨年で創立90周年を迎えたことを機に、次の10年に向けての学園の方向性を、学内の教職員で議論し、様々な観点を盛り込んだ「羅針盤」という教育改革を中島政彦校長が発表しました。さてその中の大きな1つの目玉として「(株)滝教育研究所」が設立されました(以下、滝研という)。本校での取り組みを紹介します。
愛知県滝高等学校教諭 福地敏温
「(高校数学Ⅰ・A)課題学習指導実践記録集」東京書籍2013年7月より。学園祭の参加型展示企画で,多くのクラスが輪投げに取り組んでいたことから「輪投げ」を題材として課題を設定することにした。「輪の数や棒の数を変化させるなどの工夫をして,場合の数に関する問題を生徒が作成し,その作成した問題と解法や作成背景等について発表する」という授業を行った。
岡山県岡山操山高等学校
高校数学では平成24年度の第1学年から順次新学習指導要領が実施されています。データの分析,整数の性質など,新しい指導内容が注目されていますが,数学Ⅰと数学Aで課題学習を行うようになったことも,大きな変化の一つです。課題学習については,慣れていない先生がほとんどであるため,どのような指導をすればよいのか悩んでおられる方も多いと思われます。そこで,課題学習の指導事例を収集し,ここに掲示することにいたしました。全国の先生方のご協力を得て,実際に行われた課題学習の指導実践記録を集めましたので,先生方が課題学習を指導される際,参考にしていただければと存じます。
東京書籍(株) 数学編集部
新しい学習指導要領が実施されて3年目に入りました。ほぼすべての先生がこの学習指導要領での授業を経験されたことと思います。しかしながら,課題学習についてはまだまだ慣れていない先生がほとんどで,どのように指導すべきかお悩みの方も多いと思われます。昨年,そんな先生方の参考となるよう,課題学習の指導事例を収集し,ここに掲示しましたが,それに続いて,今年も全国の先生方のご協力を得て,実際に行われた課題学習の指導実践記録を集めました。先生方が課題学習を指導される際,参考にしていただければと存じます。
東京書籍(株) 数学編集部
授業において、興味づけや思考の補助の一つとして、数学的な話題を紹介している。東京書籍の教科書には、「各章の初めに数学者の偉業の紹介」「章末コラム」として、写真や肖像画入りで紹介されているので、東京書籍の教科書使用の際は利用している。数学史を取り入れた授業を展開するのではなく、数学的雑談としてワンポイント的に行っているが、興味関心をもちインターネット等で自発的に調べてくる生徒もいる。よく御存じの先生方も多いと思うが、題材のいくつか紹介したい。
山口県立西京高等学校 池本政道
本稿では,「理解を軸にして,興味・関心を惹く発見学習」の実践例を紹介している。生徒の数学理解観の調査やスーパーサイエンスハイスクールでの実践,中学3年生を対象とした出前授業での実践など,多様な実践例が生徒へのアンケート調査の結果やその考察とともに詳述されている。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/downloadfr1/htm/cms68851.htm
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
東京書籍が発行する高校数学の「数学」シリーズの使用実践集です。平成27年以降のセンター試験の予測,難関国公立大学へ進学希望の生徒に対する授業の流れの例,「数学」シリーズの教科書を使った実践例などをまとめました。
東京書籍(株) 高校数学編集部
「数学」シリーズ 使用実践集vol. 8(2014年10月作成)より。東京書籍の標準版教科書は,コンパクトな構成のおかげでリズムよく単元を終わらせて次へ進むことができるのが魅力です。ここでは,いくつか印象的だった授業を紹介します。
埼玉県立浦和高等学校 荻原 紹夫
GRAPESは,Graph Presentation & Experiment Systemの名前の通り,高校数学±αレベルの数学について,関数のグラフや図形を表示し,さまざまな角度から調べることができるツールです。教師が使えば授業における表現力が拡大し,生徒が使えば問題解決の糸口を見つけることに役立つでしょう。本稿では,GRAPES及びGRAPES-lightを使った実践例をご紹介します。
元大阪教育大学附属高等学校池田校舎教諭 友田勝久
数学が「わかる」ことをわかるという『メタ理解』を研究し,生徒への還元として,日々「わかる」授業を心がけ,スーパーサイエンスハイスクールや課題研究などでは「グループ学習」という学習形態で「わかる」感動を味わえる実践を行いました。また,日々の授業で気付いたこと,生徒から受けた質問,教科書の記述や問題集の解説を数学学習における『理解』を通じて考察しました。さらには,このような指導ができたらという希望も込めた提言や,高校数学を超えた内容も扱い,このようなことに生徒が興味・関心をもってくれればという発展的な内容も考察しました。2014年10月03日 数Ⅲ第4章第2節「いろいろな関数の導関数」に資料を追加しました。
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
東京書籍が発行する高校数学の教科書,問題集,参考書の使用実践集です。新課程になって3年間の指導事例を,全国の現場から寄稿していただきました。
東京書籍(株)数学編集部
今回のテーマは合同四面体と垂心四面体(直稜四面体)である。合同四面体とはすべての面が互いに合同な四面体のことであり,垂心四面体とは3組の対辺が互いに垂直な四面体である。垂心四面体には第5問にあるように,各頂点からその対面に下ろした垂線の足がその面の垂心となる性質があり,このことがその名前の由来となっている。
東大寺学園中高等学校 本庄隆
「高校数学ニューサポートVol.3 2005年春発行」より。和算書を調べていると,学校で使う練習問題や,入試問題を作るヒントになりそうな問題によく出会う。ここでは,そのなかから気のついたものをいくつか拾い上げて考えてみたいと思う。ただし,和算書の中には三角関数,対数,指数,確率等は含まれていないと考えておく。というのは,これらを扱った和算書はないわけではないが,何れも江戸末期でオランダなど西欧から渡来した知識そのもので,独創性が加わって和算的発展をしているとはあまり考えられないからである。量的にも少ない。また,座標軸を用いたものもない。もちろん,これを用いれば見通しもよく考え易くなるという問題はたくさん見出される。また,図形としての2次曲線は,楕円が円柱の斜めの切り口として捉えられているだけで,双曲線,放物線は扱われていないといってよい。
東北大学名誉教授 土倉保
「高等学校数学実践事例集」より。数学史,インドのアリアバタ,プラフマグプタ,バスカラ。この資料は,高校数学の教科書で取り扱う内容に関して,いろいろな角度から解説をしたものです。それらは,導入例や,参考になる先生方へのコメント,中学校の復習,発展的内容,教科書で扱っている内容の背景などを集めたものです。各内容は1ページにまとまっています。必要な部分を利用していただければと思います。
東京書籍(株) 数学編集部
ニューサポート高校「数学」vol.35(2021年春号)より。私は,デザイン会社でクリエイティブディレクターという仕事をしています。クリエイティブディレクター(creative director)とは,現在クリエイターの肩書きとしてさまざまなジャンルで広く使われていますが,私の場合は,企業や自治体の宣伝広告やデザインに関わる企画提案を依頼された際に,デザイン制作現場においてゴールを見据えて全体を統括する「監督」みたいな立場の仕事だと思ってやっています。
Social Design Company 株式会社エイブルデザイン クリエイティブディレクター 和田 裕