教科書の単元から資料を探すページです。
数学Ⅰのデータの分析の中で標準偏差を扱う。偏差値は生徒の一大関心事である。これを題材にデータの分析をさせると俄然と興味・関心を持ってくる。また,その結果として標準偏差の意味の理解に大いに役立つ。 本稿では,実際にあった模試の成績結果を題材にして,実際に偏差値が100を超えたり,0点でも偏差値が40近くもあったり,あるいは20近くしかなかったりする時の平均点と標準偏差の関係を考察したり,理論上では偏差値がいくらでも大きく,あるいは小さくできることを通じたりして,生徒の標準偏差理解の一助とすることをねらいとする。
山口県立高森高等学校 西元教善
ニューサポート高校「数学」vol.14(2010年秋号)より。新学習指導要領が発表され,ほとんどの先生方がその内容をご確認されていると思います。
実践女子大学人間社会学部准教授 竹内光悦
ニューサポート高校「数学」vol.20 特集:集中連載 先輩,ここどげん教えると?Part 2(2013年秋号)より。「先輩,ここどげん教えると?」の第2弾です。今回は,前回取り上げた分散について考察を深めます。
九州数学シンクタンクグループ
変量 x:x1,x2,x3, ……,xnの平均値m,分散vはそれぞれ等差数列や等比数列の和として,またはΣ公式を使って求められるときは比較的簡単に求められるが,そうでない場合の手計算は煩わしいものである。だからといって,変量変量 x:x1,x2,x3, ……,xnにおいて,数列{xk}k=1,2,3,…,nが等差数列や等比数列とするとデータの分析としては面白さが半減する。もう少し気の利いた問題はないだろうかと入試問題を物色したとき,福岡大学の問題を見つけた。本稿では,この問題を叩き台にして一般の自然数の場合について考察する。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。会員向け無償ダウンロードはこちら→https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/login/newenter.php?wurl=/detail/40776/
山口県立高森高等学校 西元教善
データのおおよその散らばり具合を把握するには、前後半のデータの中央値を入れた4分割で見るが、数学が苦手な生徒に「最小値から第1四分位数までにはデータが全体の約1/4ある」とか「第1四分位数から第3四分位数までにはデータが全体の約半分ある」とかと言うと、理解できないことが多い。なら、上中下、金銀銅など日常的になじみが深い3分割=三分位数を使った箱ひげ図も有効ではないだろうか。※文中の数式は、「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには、「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。会員向け無償ダウンロードはこちら
山口県立光高等学校 西元教善
あるクラスの生徒の得点データを2つのグループに分割して平均値と分散をそれぞれ求め(あるいはわかっているとき)、統合してもとのクラス全体の平均値や分散を求めさせるような問題がある。こうした問題にどのような考え方で臨めばよいのか、生徒にとって見通しのよい説明をしようと思い、その考察を行ってみた。※文中の数式は、「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには、「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。会員向け無償ダウンロードはこちら
山口県立光高等学校 西元教善
佐賀県でのICT利活用教育は、各教科の授業だけではなく、学校行事予定の配信や、家庭学習用課題の配信、調べ学習など、様々な場面で浸透してきている。佐賀県では教育委員会主催『平成27年度佐賀県ICT利活用教育フェスタ』が12月に開催された。『教職員によるICT利活用教育指導事例発表』で「データの分析におけるICT利活用」例を発表したので紹介したいと思う。また、生徒達も、授業での取り組みを『高校生ICT利活用プレゼンテーション大会』で発表するという貴重な経験をすることができたので、あわせて紹介したいと思う。
佐賀県立佐賀商業高等学校 中西美香
「よくわかる! 小・中・高 算数・数学のつながり」(2013年10月発行)より。教科書から抜粋した紙面を通して「どの学年で」「どんな内容を」「どのように学んでいるか」が概観できるようになっております。学習内容のつながりや扱いなどの概要の説明,学習段階・学習内容の一覧,学習内容に関する教科書紙面,学習内容に関する留意点(児童,生徒の実態,取り扱い上の配慮)などで構成。
東京書籍(株) 算数・数学編集部
「(高校数学Ⅰ・A)課題学習指導実践記録集」東京書籍2013年7月より。「データの分析」単元はまさしく,単元全体が課題学習そのものではないか。通り一遍の授業で用語や式を教えてから,後で課題学習をするよりも,課題学習と一体化した教材の方が有効だと思う。そこで,プリントを作成して教科書を進めながら随時課題を作成していく形式をとった。
新潟県立新津南高等学校 吉田勉
21世紀を迎えた今も,世界各地で起こっている紛争は,おさまる気配を見せない。我々は,例え断片であったとしても,ニュース映像をはじめ様々なメディアによって伝えられる紛争の姿を日々目の当たりにしている。それらが,我々に与える衝撃は大きい。そして,憎しみの連鎖がもたらす悲惨な結果に心を痛める人も多い。本節では「現代の地域紛争」を取り上げる。ただし,それは単に紛争(戦争)がもたらす悲惨さを,浅薄なヒューマニズムに訴えて慈悲の心を育てようとか,世界史や政治経済など既存科目のように,羅列的に事実関係を知ろうとするものではない。ここでは,本科目のコンセプトに従い,現代国際社会が抱える紛争の実情と,そのメカニズムを学び,分析的視点を養うことが主眼である。そのため,まず,20世紀における紛争の解析と質的変化の考察を行い,次いで紛争の具体例を概観する。
立命館慶祥高等学校 斎藤忠和
3時間半の中で1題40点の設問を合計5題解く(200点満点)という形式になっている北海道高等学校数学コンテストの問題の中の1つ。問題のキーワード:[中央値,平均値,分散,四分位偏差の計算]
北海道算数数学教育会高校部会代数解析研究会
ニューサポート高校「数学」vol.19 特集:集中連載 先輩,ここどげん教えると?Part 1(2013年春号)より。「高校数学を横に切る!」「“ドキッ”とする生徒からの質問集」に継いで,久しぶりの本稿掲載になります。
九州数学シンクタンクグループ