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学習においては、新たな事象によってそれまで児童生徒がもっていた既習の概念が修正されたり更新されたりする際に、「なるほど」という納得や「確からしい」という発想が生徒の思考過程の中で生じていると考える。 本研究では、この「なるほど」をキーワードとして、児童生徒が自らの学習を振り返り、学習内容を納得するなかで自身の資質・能力を再認識し学習内容を再構築していく過程に焦点を当て、「なるほど」につながる観察実験や指導法の工夫など、探究的な学習を充実していくために取り組んだ中学校の先生方の実践を5事例紹介している。 これらの事例には、そのまま実践できる教材や日々の授業で取り入れることのできる授業展開などが紹介されている。これらが多くの先生方の日々の教育活動の一助となれば幸いである。(東研研究報告 No.369)
東京教育研究所
1人1台端末やクラウド環境といったデジタル学習基盤を活かした学習者主体の学びへ向けた授業改善は重要なテーマであり、各地でさまざまな実践が試みられている。しかしながら、現在報告されている実践の多くは、どのような実践を行ったのかという結果の報告がほとんどであり、どのような過程を経てきたのか、教師はどのような足場かけを行ってきたのか、というプロセスまで詳細に分析されているものは多くはない。これらのプロセスが可視化されることはデジタル学習基盤を活かして学習者主体の学びを実現したいと考える教師にとって参考になると考えられる。 本研究の取りかかりとして、学習者主体の学びとはどのような学びなのかという目線を合わせるために、「課題(めあて)の設定」など6項目からなる「学習者主体のスケール」を開発した。また、児童生徒の学びの自走へ向けてどんな足場を用意すればよいのか、その足場はいつ外すのかといったことを捉えるために、「認知的徒弟制モデル」を用いた。そして、どの時期に、どのような支援を行ってきたのか、その際の留意点は何かについて各研究員の実践で具体的に検証した。(東研研究報告 No.371)
東京教育研究所
「教育課程特例校」と題して、自由進度学習について解説します。 3回連載の第3回テーマは、言語活用科の取り組みの「日本語分野編」です。【項目】「 グローバルな子どもを育てる松戸市次世代育成システム 言語活用科 日本語分野について 」
松戸市教育委員会 学校教育部学習指導課 課長補佐 藤ヶ﨑 朋子
ニュースなどで理科の実験による事故が報道されることがあります。このようなニュースを見ると、実験をやらなくてもよいという声や、動画で十分ではないかという声が出てくることがあります。本当にそうなのでしょうか。理科の中で、生徒が体験や探究を通して理解を進めるために、実験はとても大切な役割を果たしています。知識を学ぶだけでなく、観察・実験を通して探究を行い、考え、判断し、表現することが重要です。本冊子では、事故を防ぐためのポイントについて、これまで起こった大きな事故や小さな事故、「ヒヤリ・ハット」の事例をもとに、安全に実験を行うことについて考えていきます。具体的な事故事例から、「予備実験」「危険の周知」「学級全体でのペース調整」「薬品や廃液の処理」に注目して、まとめています。若い先生に読んでいただき、日頃の授業でどのように生徒に実験で配慮することを伝えていくか、考えるきっかけとしていただけたらと思います。
東京書籍(株) 理科編集部
本誌は、東京書籍(株)東北支社で作成した中学校理科の機関誌です。青森県、岩手県、福島県の先生方から寄稿いただいた「生徒が主体的に探究する理科の授業づくり」の実践をまとめました。指導案などの紹介に加え、実際の授業動画や授業者のインタビュー動画も紹介しております。「問題の見いだし」や「楽しむ実験」、「ICT活用」、「STEAM教育」等の多様な実践を紹介しておりますので、教材研究などに参考にしていただけたら幸いです。
東京書籍(株) 東北支社
理科の授業を進めていくと、さまざまなお悩みが出てくるのではないでしょうか。このコーナーでは、そうした先生方のお悩みに、経験豊富なお二人の先生が、ズバッとお答えします。教室の窓・理科版「理科のミカタ」の連載記事を抜粋しました。ぜひ、明日からの理科の授業で参考にしてみてください。(2024年4月更新)
東京書籍(株) 理科編集部
東京書籍では、毎年実施している標準学力調査の結果を分析することで、小学校・中学校の理科でのつまずきを明らかにしています。その原因はさまざまですが、小学校のつまずきが中学校に影響することもあります。児童・生徒のつまずきとその対策について、小学校と中学校の連携を意識することも必要です。これからの理科の授業の参考にしていただけるよう、教室の窓・理科版「理科のミカタ」の連載記事を抜粋して紹介します。(2023年11月更新)
東京書籍(株) 理科編集部
1人1台端末時代をむかえている教育現場において、ICTを活用して授業を行う機会はふえてきていますが、どのように活用するかお悩みの先生方も多いと思います。また、「主体的・対話的で深い学びにおける指導と評価の一体化」についても、どのように進めていくのかお悩み中の先生もいるのではないでしょうか。本冊子では冒頭でICTの活用で評価が今後どのように変わっていくかにふれたのち、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体的に学習に取り組む態度」をそれぞれ評価する際にICTを活用している授業事例を紹介します。指導と評価の一体化にICTが活用できることを先生方に知っていただき、今後の授業のヒントとしていただければ幸いです。
東京書籍(株) 理科編集部
1人1台端末時代では、生徒の理科の学びはどのように変わるのでしょうか? 本冊子では、冒頭で、1人1台端末を導入することによる理科授業の変化について整理したのち、観察・実験や評価といった、具体的なご指導の場面ごとに端末の活用例や工夫の例を紹介しています。普段から端末を活用している先生も、これから取り入れていきたいとお考えの先生も、ご活用いただけましたら幸いです。
東京書籍(株) 理科編集部