決まりきった解き方しかできないような問題もあれば,多様な解き方のできる問題もある。多様な解き
方ができる問題の解法を生徒に提示するとき,泥臭い方法であるが生徒にはわかりやすい解法を提示する
のか,それとも背伸びが少し必要であるがなるほどと思わせるうまい解法を提示するのか,悩ましいところで
あるが,いずれにしても生徒の学力や意欲,関心の程度やその多様性に配慮する必要があろう。
本稿では,このようなことを意識して,1つの問題について多様な解法を考察する。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善