数学Aの場合の数で,最短経路の問題を扱う。道路が碁盤の目のように整備された街のある地点Aから別のある地点Bへ最短距離で行くとき,その行き方が何通りあるかという問題である。さて,タクシーを使って移動するとき,時間制でないとすればそのすべての行き方に対して料金は同じになる。普通,xy平面上の2点A(x1,y1),B(x2,y2)の距離ABとは√(x2-x1)2+(y2-y1)2であるが,このような道路に沿っての距離は|x2-x1|+|y2-y1|で,これをタクシー距離という。
本稿では,このタクシー距離を題材に,場合の数・要素の個数を生徒に考えさせる一例を考察した。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,4ページ
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