数学Ⅰのデータの分析で「相関係数」を扱う。それを扱う前までには,1つの変量についての「分散」や「標準偏差」を扱っておき,それを踏まえて2つの変量の「共分散」や「相関係数」を扱う。教科書には「相関係数」は,-1以上1以下の値をとり,正の相関が強いほど1に近づき,また,負の相関が強いほど-1に近づくことについての説明や負の相関が強い状態から正の相関が強い状態までの代表的な散布図が5通りほど載せてあるが,残念なことに相関係数の値がいくらであればそのような判断が下せるかについては記載がない。本稿では,きわめて強い相関があるという r=±1の場合とほとんど相関がないという r=0という場合について,対応する2つの変量x,yの間の関係や散布図を考察してみる。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて、4ページ
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