数学Ⅲで数列の極限を扱う。収束すること,発散することがわかりやすい数列もあればそうでないものもある。見た感じが似ていると先入観で混乱することもある。
発散には,「正(負)の無限大に発散する」と「振動」とがあり,振動する数列の代表例は{(-1)n}である。(-1)nを他のnの式の中に組み入れて,他の振動する例が作れると同時に,収束する例,正(負)の無限大に発散する例も作れる。生徒の中には,(-1)nがあると,振動と判断する者もいるが,確かにそうなる場合もあれば,そうでない場合がある。そのような「似て非なる例」をいくつか挙げて,生徒の理解を深める考察を行ってみたい。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて、3ページ
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