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歴史の転換点にある現代において,時代の転換を見通す目をいかに子どもたちにつけることができるのか。そのような歴史教育はいかにして可能になるのだろうか。以下では,そのような問題意識の下,同じく時代の転換点にあった戦前において,同じような問題意識を持っていた羽仁五郎の歴史教育論から学び直してみることにしよう。
東京大学准教授 小国喜弘
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