ある内容を指導するとき,先がどのような展開になるのかを知らせないまま学習させるのと,このようなことができるようになりたいから今から学習する内容とその授業展開を先に知らせておくのとではどちらが教育的効果を見込めるであろうか。先の見えないことを黙々と学習しろといわれても辟易するだろうし,かといって先に目標を知らされてもそれ自体に興味・関心がなければ教育的効果が上がらないこともあろう。教科書は,その記述や展開スタイルが確立しているので,なかなか変革は難しいであろうが,それを使って授業をする教師にはそれができるはずである。生徒にとって,先の展望が開けていれば,何のためにこのようなことをしているのかということがわかり,その目標に向かって学習できると思うのである。本稿では,このような観点から指数の拡張について,その導入部分を考察したものである。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,5ページ
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