2次方程式の解の公式は,現在,数学Ⅰで扱われている。数学Ⅱでは,解と係数の関係を軸に2次方程式の性質を扱う。解と係数の関係は,解の公式から得られた2解について,和と積を計算すると求められる。和差積商という四則計算のうちの和と積だけである。差や商についてはない。商はともかく,差については一考の余地があるのではないだろうか。本稿では,2次方程式の2つの解の差と判別式について,解の公式における意味を考察する。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,3ページ
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