円順列では,「固定」するという発想―それは「回転」によって,見かけは異なる順列のように見えても実は同じものを排除する方法―が生徒を悩ませる。これは平面上で考えればよいからまだ扱いやすいが,これが空間内となれば,いわば,「球順列」は生徒を混乱させる。代表的な問題は,「立方体の色塗り問題」である。
本稿は,「立方体の色塗り問題」について,高校1年生にとってわかりやすい説明を試みるものである。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,7ページ
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