三角関数の合成,つまり,2種類の三角関数sinθ,cosθの定数倍の和が1種類の三角関数sinθで表せるということ,すなわちasinθ+bcosθをrsin(θ+α)の形に変形できるという公式であるが,この公式の証明を教科書通りに展開したところ,後からなぜをaをx座標に、bをy座標とするのか,逆ではいけないのかという質問を生徒から受けた。
asinθ+bcosθにおけるsinθ,cosθの各係数a,bをそれぞれx座標,y座標とする点を考えることばかりが強く印象に残り,その後の議論との関係がよく理解できていないと感じ,説明の方法に修正を加えた。そのようすを報告したいと思う。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,3ページ
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