東研研究報告「理科教育の充実に向けて -小・中の系統性(粒子・生命・エネルギー)を踏まえた指導の研究-」(東京教育研究所2011年4月発行)より。小学校における電流の学習では,電気エネルギーの変換や保存を体験的な学習を通して,概観している。エネルギーの本質は,中学校第3学年「仕事とエネルギー」で学習する。しかし,第2学年「電流とその利用」の単元において,学習指導要領解説では,「電気がエネルギーをもっていることを理解させ,熱や光,音などがエネルギーの一形態であること」を扱うとされている。
東京教育研究所