鋭角の三角比で三角比の相互関係を扱う。三角比の定義に基づいて導出される関係,それに三平方の定理を用いて導出される関係がある。さらには導出された結果に代入することで得られる関係もある。それぞれtanA=sinA/cosA,sin2A+cos2A=1,1+tan2A=1/cos2Aである。
この三角比の相互関係について,これら3つでそう呼ぶこともあれば,根源的な関係は2つであるから,東書数学Ⅰのように前2つの関係を三角比の相互関係⑴,最後の関係を相互関係⑵と区別する呼び方もある。教科書では相互関係⑴については図でのサポートがあるが,相互関係⑵ではそれがない。視覚的にわかることは重要である。本稿では,相互関係⑵について,図によるサポート指導を紹介する。
※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,4ページ
Word
doc/518.0KB
pdf/192.9KB
非会員の方は公開から一年を超えた資料は閲覧出来ません。会員登録をすると、全期間の資料を閲覧できます。