ロス グランヴィル ハリソン (Ross Granville Harrison)
1870-1959
科学者人物誌―生物
東京書籍2002年10月作成
ハリソンは,精子は別として,すべての細胞はソリッドなフェイスを這うことを証明した(1914)。クモと小さなガラス・シリンダをガラスびんの中に入れた。クモはシリンダの上に網を張った。これを消毒し,その上に脱フィブリンしたプラスマを置いた。朝露がクモの巣に置いた姿を想像すればよい。このプラスマ滴に神経組織片を置いた。神経細胞から伸びた繊維は液の中を泳がず,クモの糸に沿って伸びた。
東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司