指数関数,たとえばy=2xは,xの値が増加するとyの値も急速に増加することはよく知られている。そのようすを具体的に考察してみることにしよう。グラフ用紙を用意し,1目盛りを1cmとして関数y=2xのグラフをかくことを考える。手元にあるグラフ用紙は,15cm×22cmのものであるから,x=4のとき,すなわち, y=24=16cmに対応する点は記入することができるが,x=5のとき,すなわち,y=25=32cmに対応する点は記入することができない。x=10からx=80に対するyの値は右の表のようになる。
開成高等学校 木部陽一