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「ずなりぬ」のこと―『伊勢物語』第23段「筒井筒」の「河内へも行かずなりにけり」の場合―

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  • 実践事例
公開日:2000年01月10日
「ずなりぬ」のこと―『伊勢物語』第23段「筒井筒」の「河内へも行かずなりにけり」の場合―

[本文より] この「ずなりぬ」は,打ち消しの助動詞「ず」の連用形+四段動詞「なる」の連用形+完了の助動詞「ぬ」と品詞分解される語である。したがって,これを直接現代語に置き換えれば「 ~しなくなった」となるであろう。

ところが,この場合,どうもそうはならないようである。このことを教えてくれるのは,『ベネッセ全訳古語辞典』(ベネッセ)と中村幸弘・碁石雅利氏の『古典文の構造』(右文書院)である。『ベネッセ全訳古語辞典』の「ずなりぬ」の項には,次のようにある。

東京都立工芸高等学校 高橋良久

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