【東書教育シリーズ】小学校道徳 わたしの板書(2021年10月)より。本実践における指導観の中核として子供たちに考えさせたい内容は「友達のことを理解したり、信頼したりすることの大切さ」です。この道徳的価値についての理解や自覚を深める学習をより効果的に行っていくために、教材を範例的に活用して授業を実践しました。教材を範例的に活用するとは、教材の登場人物が行った道徳的行為やその感じ方、考え方を一つの模範例として子供たちに受け取らせようとする意図で教材を活用することです。また、教材を通して理解した「特定の場面・状況における道徳的価値」を「現在及び将来に渡る自己の生活や生き方全般に生かすための道徳的価値」として自覚させる「価値の一般化」にも重点を置きました。
東京都中野区立鷺宮小学校主任教諭 佐伯純