福島第一原発事故の発生から早いもので10年の歳月が流れました。放射線を扱う分野にいながら,こうした大事故が起こることを想定もできず,無意識のうちに安全神話を自身の信条としてしまっていた反省から,福島第一原発事故後は,汚染の現状をお伝えできるよう現地の汚染調査を丹念に続けています。本稿では,放射線の特性や厄介なところ,東京オリンピックとの関連についてお話しいたします。
東京大学 大学院総合文化研究科助教 小豆川 勝見
A4判たて,5ページ
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