2015年6月文部科学省は国立大学法人に対し、人文系学部の縮小や社会的要請の高い学科への改変を指示した。その意図は、医学部や工学部が「役に立つ」学部なのに対し、文学や哲学の研究は「役に立たない」ので何とかしろということだろう。吉見俊哉『「文系学部廃止」の衝撃』はそうした中で発表され、2017年には慶應義塾大学と埼玉大学で小論文の課題文となった。今回は、「役に立つ」という価値について考えてみたい。
埼玉県立浦和高等学校 滝本正史
A4判たて,4ページ
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