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今回はタンパク質の集合状態の話題を紹介したい。タンパク質の集合状態というと,現在では液-液相分離したドロプレットに注目が集まっており,本コーナーでもここ3年ほどは主題であった。一方,機能性アミロイドや回転対称性のあるタンパク質などはもっと古くから研究されており,最近では長期記憶に関わるという面白い仮説が登場している。また,アロステリック阻害も新しいメカニズムで説明されようとしている。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
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