「教室の窓「小学校・中学校 教育情報」Vol.58 2019年9月発行」より。今回の中学校学習指導要領数学の改訂において,小中連携に関わるものは「数と式領域の素数の積(素因数分解)」と「データの活用領域の代表値,目的に応じた統計的な問題解決の方法」の2つである。それぞれについて,小学校での学習と中学校での学習のちがいについて具体的に説明する。最後に,中学校の授業を充実させるためには,新しい小学校の教科書を手に取り,中学校入学前までの子どもの学習の流れを確認しておくことが大切であると述べる。
山梨大学准教授 清水宏幸