「深い学び」は,「1 単位時間の授業の中ですべてが実現されるものではない。」とされる。今後,単元などの内容や時間のまとまりの中での「深い学び」の姿を明らかにするとともに,単元を通した指導のあり方についての研究が必要となる。また,「深い学び」と考える教材の価値や本質とは何か,児童生徒の実態や興味・関心とをどのようにつなぎ指導するか,児童生徒が「深い学び」を実感できる評価はどのようにしたらよいかなどの研究が求められる。本冊子が「深い学び」の姿や指導のあり方についての研究の契機となり,各校等での研究の一助となれば幸いである。(東研研究報告No.312)
東京教育研究所