軌跡を求める問題は,与えられた条件を満たす点全体がどのような図形になるかを問う。また,与えられた条件を満たす点がP(X,Y)と表されるときは、XとYの方程式を求めさせ,それがどのような図形になるかを問う。与えられた条件を満たす点の集合と軌跡が一致しなければならない。生徒は何らかの結果が得られたとき,それに満足して吟味をすることを忘れがちである。また,それまでに,逆が明らかであるような問題ばかりしていると逆の確認やその意義を忘れがちである。なぜ逆を確認しなければならないかを理解させるためには「除外点」がある問題をしっかり考えさせればよいと思う。本稿では,除外点がある軌跡の問題を中心にして,軌跡と必要条件・十分条件の関わりをクローズアップする。
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山口県立高森高等学校 西元教善
A4判たて,4ページ
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