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東京書籍の『生物』を読むと,最近の高校生がいかに高度なことを学んでいるのかがわかる。なにせ,iPS細胞もセカンドメッセンジャーもGPCRもRNA干渉もエピゲノムもゲノムプロジェクトもSNPsもGFPも小胞輸送も出てくるのだ。ノーベル生理学・医学賞やノーベル化学賞の最新の成果がCOLUMNやPLUSといった囲み記事などを駆使して出てくる一方で,もちろん,高校生として入試のために必要な内容も本編にしっかり書かれてある。すごいものである。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
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