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余弦定理の図的解釈~三角形の辺を1辺とする正方形の面積に関する定理として~

  • 数学
  • 指導資料
公開日:2017年12月28日
余弦定理の図的解釈~三角形の辺を1辺とする正方形の面積に関する定理として~

余弦定理は辺の長さや内角の大きさを求めるときに使われることが多いが,△ABCにおいて,たとえばその一つであるa2=b2+c2-2bccosA
は,a2は辺BCを1辺とする正方形の面積,b2はCAを1辺とする正方形の面積というように,面積についての等式であると考えることができる。
 内接四角形,正確には円に内接する四角形においては,対角線でそれを2つの三角形に分割するとき,対角線に対する2つの対角の和は2直角であり,それらの角についての正弦の値は等しく,また余弦の値は異符号で絶対値は等しい。このような関係を基に余弦定理や面積の公式を使わせる問題がよく扱われる。
 本稿では余弦定理での平方の項を正方形の面積とみて,この定理を面積に関する定理として考察する。
※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内

山口県立高森高等学校教諭 西元教善

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A4判たて,6ページ

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