数学Bの「ベクトル」で,直線のベクトル方程式を扱うが,数学Ⅱでの直線の方程式,つまり座標平面でのx,yを使った方程式に比べ,それは生徒にとってはわかりにくい代物のようである。数学Ⅱでの 「点と直線」 についての展開を見ると,直線の方程式の直前に座標平面上の 「分点」 の座標を扱っているが,これは「直線の方程式」とうまく連結されていない。そこには分点という視座から直線を考えるというスタンスは見受けられない。しかし,「線分の分点と端点の集合が直線になる」,「直線は線分の分点と端点から構成されている」ことが理解できていれば,即座に理解できる。そこで,そのようなわかり方ができる準備を数学Ⅱの「点と直線」で行う指導について考えたい。
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山口県立高森高等学校教諭 西元教善
A4判たて,5ページ
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