数学Ⅲでe=lim h→0(1+h)1/hを扱う。対数関数の導関数を求めるときにこの極限値が必要であるからである。教科書本文ではe=lim n→∞(1+1/n)nということには触れていないが,h→0とするときの(1+h)1/hのようすを見るために,hの値を1,0.1, 0.01,0.001,0.0001,0.00001とするときの(1+h)1/hの値が表にしてあり,h→0 のとき(1+h)1/hが 2.718……に近づくことが実感されるようにしてある。
n→∞のとき極限値がeである数列 {(1+1/n)n}について,教科書では触れられる機会が少ないので,本稿で考察してみたい。
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山口県立高森高等学校教諭 西元教善
A4判たて,4ページ
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