教科書の単元から資料を探すページです。
クローンとは、一つの細胞または生物から無性生殖的につくられ、その生物とまったく同じ遺伝子を持つ同種生物のことです。1997年2月、イギリスのロスリン研究所でヒツジのクローンをつくることに成功したという発表があり、世界中をあっといわせました。
筑波大学教員免許更新講習講師 鈴木伸男
東書教育シリーズ中学校理科「身近な材料を利用したおもしろい観察・実験」1989年発行より。ソラマメを発根させて,根端部分を切り取り,固定・染色しておき,正しい押しつぶし法を演示する。スライドガラス上で,根端を切り取り,カバーガラスをかける。ろ紙を下に敷き,はさみ込むようにしてカバーガラスの端を押さえ,竹ぐしで資料の真上からつつくようにして押し広げる。
東京書籍(株) 理科編集部
中学校理科「授業に活力!! 生徒をひきつける実験事例集」2006年10月作成より。平成18-23(2006-2011)年度用教科書「新編新しい科学」2分野下 5生物の細胞とふえ方 第1章 細胞の世界 に対応。確実に植物細胞の染色体を観察することができる方法を紹介する。本実験では,塩酸による加熱操作を省き,観察までに要する時間を短縮した。その結果,授業時間内に全員の生徒が分裂中の細胞がふくまれているプレパラートを簡単に作成し,観察することができる。
東京書籍(株) 理科編集部
中学校理科「授業に活力!! 生徒をひきつける実験事例集」2006年10月作成より。平成18-23(2006-2011)年度用教科書「新編新しい科学」2分野下 5生物の細胞とふえ方 第2章 生物の子孫ののこし方 に対応。生殖の学習では,花粉管の伸長を種子植物の受精の1つの過程として観察させる。ニューギニアインパチェンスを材料とし,寒天培地を使わないで,簡便で短時間に花粉管の観察を成功させる方法を紹介する。この方法では,顕微鏡観察やスケッチの時間を十分確保することができる。
東京書籍(株) 理科編集部
授業ですぐに使える「主体的・対話的で深い学び」実践例―教科書を使った指導の工夫―(2017年10月)より。(単元2 生命の連続性)動物や被子植物の受精,細胞分裂の過程をもとに,受精卵 が幼生になるときの細胞の大きさやその数が変化すること, 及び受精卵が細胞分裂を繰り返しながらからだのつくりが完 成していく過程を理解できる。
東京書籍(株) 理科編集部
授業ですぐに使える「主体的・対話的で深い学び」実践例―教科書を使った指導の工夫―(2017年10月)より。(単元2 生命の連続性)染色体が親から子へ受けつがれるしくみを,生殖細胞に受 けつがれる染色体の種類と数を調べることで,体細胞分裂と 比較しながら推論できる。そのうえで,親の形質が子に伝わ ることについては,無性生殖では全ての子が親と同一の形質 をもち,有性生殖では全ての子が親と同じ形質をもつとは限 らないことを見いだすことができる。
東京書籍(株) 理科編集部
モール(生物学者)Hugo von Mohlドイツ,1805-1872科学者人物誌―生物ドイツの植物学者。シュトゥットガルトの上流市民の出。テュービンゲン大学で医学を学び,1827年にはツタ植物の構造と運動についての論文を書いている(当時植物学は薬草研究と不可分だったために医学部に属していた)。1828年に植物の研究で博士号を取得。1832年にベルン大学の生理学教授に,そして1835年からはテュービンゲン大学の植物学教授となり,亡くなるまでその職を勤めた。植物学で著名な『植物学雑誌(Botanische Zeitung)』の創始者の1人で,テュービンゲン大学の理学部(ドイツでは最初のもの)の創立も推進した。
東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司
「2012年度用高校理科教師用指導資料付属のDVD-ROM 動画サンプル集」より。体細胞分裂の染色体の変化を観察した動画です。
東京書籍(株) 理科編集部
ジャック ロエブ (Jacques Loeb)ドイツ,1859-1924科学者人物誌―生物東京書籍2002年10月作成ロエブ,レーブ,ロイブなどとも呼ばれるJacques Loebは1859年4月7日,現ドイツ中西部のマイエンに生まれた。先祖はフランス系ユダヤ人で,ポルトガルから追われ,数代以前よりマイエンに住んでいた。父はベネディクト,母はバルバラ・イゼイ。ロエブはその長男である。15歳で母を,18歳で父を失ったエロブは,はじめ伯父が経営するベルリンの銀行に勤めた。しかし,間もなく別の伯父のすすめでギムナジウムに入り,その学校を首席で卒業した。
東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司
東書教育シリーズ中学校理科用「授業で使える科学小話集」2000年12月発行より。ミジンコは小さな生き物です。そしてその小ささゆえに,「木っ端みじん」の「みじん」から名前がつけられました。
東京書籍(株) 理科編集部
「生物の教員なら,まず実験をしろ。」と,教育実習の時に指導教官から言われたことが,私の生物教員としての取り組みの一番太い柱となっている。それ以来,できるだけ多くの実験を授業の中に取り入れることを心掛け,実物に触れることによって知識をより確かなものにするというだけでなく,生物(いきもの)を好きになってもらえればという思いで今日まで教員をしてきた。その実験の多くは,宮城県の理科研究会生物部会と,その中の教材生物ワークショップで教えて頂いたものであった。数々の試行錯誤の中で私が出会った物の中から,ここでは,生物教育学会等でも発表したものであるが,「ゾウリムシの簡単な培養方法・・・カロリーメイト培養液」と「顕微鏡観察の入門教材として最適な植物・・・トラデスカンチア」を紹介したい。
宮城県富谷高等学校 猪狩嗣元
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)写真の花はオオイヌノフグリと言い、漢字で「大犬の陰嚢」と書きます。大きな、イヌの陰嚢(精巣を包む雄の生殖器官)」という意味です。写真のような瑠璃(るり)色の美花を付けているのに、名前は高尚ではありません。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)校庭のイチョウが目の醒めるような黄金色の葉を付けています。雌雄異株のこの植物は、学問上大変興味深い事実を提供し、知的好奇心をくすぐる木です。それはこの植物が動物のように精子を持つからです。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)自然公園でコモチマンネングサ(子持ち万年草)が花を付けています。そそろそろ花が終わりになるので、急いで写真を撮りました。開花期間はあと2週ほどでしょうか。この草は秋に芽を出し、年を越し、初夏に花を付けて終わります。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
「(小・中理科)お悩み相談 理科授業お助け隊」(教室の窓・理科版「理科のミカタ 第10号」の連載記事)より。「中堅の理科教師です。教科書の学習内容を主体的に学ばせたいと授業改善を行っていますが、生徒はどうしても正解を求めることに終始します。できれば生徒には答えだけではなく、プロセスを大切にして欲しいと思っています。問題解決の授業やカリキュラムのヒントを教えてください。」という悩みにお答えします。
法政大学生命科学部准教授 辻本昭彦
【東書教育シリーズ】「教えて!これからのICT活用術!評価編〜ICTを指導と評価の一体化に活用した事例〜」(2023年10月)より。デジタル教科書のシミュレーションを活用する、ワークシートを活用する、実際の生徒の記述と学習評価、について述べます。
東京書籍(株) 理科編集部
東研研究報告「理科教育の充実に向けて -小・中の系統性(粒子・生命・エネルギー)を踏まえた指導の研究-」(東京教育研究所2011年4月発行)より。小・中・高,学年別に生命の連続性について,児童生徒の発達段階におけるねらいや主な学習活動を簡潔に一覧表にまとめました。
東京教育研究所
サットン(生物学者)東京書籍作成Walter Stanborough Suttonアメリカ,1877-1916科学者人物誌―生物東京書籍2003年11月作成アメリカの生物学者・医者。父は農夫。ニューヨーク州ウティカに生まれたが,10歳の時にカンザス州のラッセル郡に移った。1896年にロウレンスにあるカンザス大学工学部に入学したが,弟が腸チフス熱で亡くなったのを契機に,医学を志した。改めて学芸学部に入り直して生物学を学び,1900年に学士号,1901年に修士号を取得した。この時,父親の農場にいたバッタ類の一種の細胞が大きいことを利用して染色体研究を行った。
東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司
平成18-23(2006-2011)年度用「新編新しい科学」に対応。理科の定期テストや入試問題は、学習指導要領および教科書の観察実験を通した出題です。そこで、問題を解く対策として問題を解くための根拠を明確にした解答例を作成した。問題を解く訓練や解き方として活用し、学力の向上および進路指導に役立てていただけたら幸いです。
埼玉県理科学力向上研究会 代表 大熊光治
東書教育シリーズ「入試問題に見られる観察・実験問題事例集」1996年4月発行より。タマネギの根端の細胞分裂を観察する方法としての、染色法やプレパラートの作り方や顕微鏡で観察するときの留意点などに関する問題が出題されている。最後のページに解答がある。
東京書籍(株) 理科編集部
授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できます。B5判横左半分にテスト,右半分に解答の構成。[キーワード]体細胞分裂,減数分裂,配偶子,無性生殖,ゾウリムシ,分裂,有性生殖,大配偶子,小配偶子,受精
東京書籍(株) 理科編集部
「中学校理科ワークシート(授業指導案付き)~思考・判断・表現の指導と評価をふまえて~」2012年3月作成より。花粉管の伸長の観察を通して、受粉が行われたあとの被子植物の生殖のしくみを見いだすことができる。
教科書「新しい科学」編集委員・群馬大学教育学部教授 小池啓一