教科書の単元から資料を探すページです。
「教室の窓」中学校国語Vol.2(2004年9月発行)より。「イメージからの発想」~写真を有効に活用して心の働きをたどる~,「話し合いで問題を解決しよう」~討論が活性化する話題選びと授業展開~,「故郷」~魯迅の「希望」とは何か?,テスト問題作成のポイント「おくのほそ道」の紹介。
東京書籍(株) 国語編集部
指導直前情報「かけはし」2005年11・12月号より。「故郷」は,1975年以来,全国の中学3年生の共通学習材となった。そこには,「故郷」が秘めている価値(自己省察への導き,人間存在や人生の探究への導き,現代社会のあり方の追究への導きなど)への高い評価がある。その証拠に,読みの深化を目指し,作品世界と生徒とを対峙させるための多様な指導が工夫されてきている。たとえば,ディベート・討論会といった話し合い活動の活用や魯迅の他作品・同時代の他作家の作品・類似したテーマ性の作品などを活用した比較読みの展開などがある。また,最近では,インターネットを活用して収集した多くの読者の感想をベースに,異世代間の読みを比較して読みの深化を企図した実践も試みられている。いずれの工夫にも,学ぶべきものは多い。
鹿児島国際大学教授 千々岩弘一
中学校国語「かけはし」東京書籍2002年11・12月号より。中3という最終学年に,この文学作品を味わうことは,さまざまな状況を理解し,視野を広げ,新しい世界へ旅立つことを考えると実にふさわしい作品であると考える。
福島県中学校
指導直前情報「かけはし」2004年11・12月号より。単元の導入部分で,学習課題を「-故郷-変わったもの・変わらなかったもの」と設定した。その上で,考察の対象を1.私・ルントー・楊おばさん(以上大人)と2.ホンル・シュイション(以上子ども)3.故郷に絞らせ,対象ごとに班で自分達の意見を取りまとめ,意見の交流を行った。その結果,遅れている貧しい農村の現実が世代を超えて繰り返されるという事実(人は変わっても,支配,被支配の関係は受け継がれる大人の世界。)とそれを打破するための「希望」(子どもの世代に託されるもの)に生徒たちはたどり着いた。
広島県中学校
『鬼滅の刃』の快進撃が止まらない。単行本・映画の収益は記録を塗り替えつつあり、空前のブームである。この種のことに疎い私は昨年中頃、ようやく『鬼滅の刃』の存在を知り、11月半ばに時間を作って映画を見に行った。斬新で迫力に満ちた映画を見ながら、私にある考えが生じ始め、やがて確信に変わった。それは魯迅との共通点である。
埼玉県立浦和高等学校 滝本正史
魯迅『故郷』は「中学国語科の超安定教材」とまで言われ、中学の現場では「希望の文学」という枠組みで論じられ指導されることが多い。しかし、大学の研究者たちの間では、他の作家と比較しての「作家論」を含む俯瞰的な読みのもと「希望の文学」という解釈は真っ向から否定され、「希望の論理の破産」「民衆との隔絶」とまで評される。一体これはどういうことか。本稿では、『故郷』はどう読むべきかを再検討してみたい。
北海学園大学 元講師 荒木美智雄
教室の窓「中学校国語No.1」2004年3月号]より。1年「分かりやすく書こう」:笠井優美子(かさいゆみこ・新潟県見附市立今町中学校教諭)1年「竹取物語」:中山浩一朗(なかやまこういちろう・宮崎県宮崎市立檍中学校教諭)1年「そこに僕はいた」:萩貴子(はぎたかこ・三重県四日市市立三重平中学校教諭)2年「神奈川沖浪裏」:吉冨郁子(よしどみいくこ・山口県山口市立白石中学校教諭)3年「永久欠番」:鈴木良弘(すずきよしひろ・秋田大学教育文化学部附属中学校教諭)3年「俳句を味わう」:佐藤宏一(さとうこういち・香川大学教育学部附属坂出中学校教諭)3年「俳句を味わう」:國友積(くにともつもる・高知県宿毛市立東中学校教諭)3年「テレビとの付き合い方」:石川晋(いしかわしん・北海道広尾町立広尾中学校教諭)3年「話し合いで問題を解決しよう」:山根恵子(やまねけいこ・神奈川県平塚市立神田中学校教諭)3年「故郷」:川添英一(かわぞええいいち・大阪府茨木市立西陵中学校教諭)3年「レモン哀歌」:石田紀子(いしだのりこ・福島県金山町立横田中学校教諭)
創刊号 中学校国語-教室の窓No.1
『「新編新しい国語」で身につける他教科の学習を支える言語能力』(2018年10月)より。文脈、伏線に注意して文章をより深く読み解く方法、小説や随筆、伝記などを読んで人物像が伝わるような文章表現の方法、また人物どうしの関係やその変化の捉え方などを学ぶ。
東京書籍(株) 国語編集部
「新編 新しい国語」平成18-23年度用準拠。中学校国語教科書「新編 新しい国語」に準拠した教科書学習プリント資料です。指導案とセットでご利用ください。
宮城県仙台市立北仙台中学校 中村大輔
「言葉を広げよう 語彙力を育てるためのアイディアとワークシート集」(2016年9月)より。「故郷」では、近代の文学作品などでよく見られる「古風な言葉」が多く用いられている。こうした言葉を知ることは、文学作品を読む力をつけるとともに、日常生活でのものの感じ方や表現の仕方の幅を広げるうえでも有益である。そこで、「故郷」をきっかけとして、古風な言葉に意識的に触れていきたい。
東京書籍(株) 国語編集部
「言葉を広げよう 語彙力を育てるためのアイディアとワークシート集」(2016年9月)より。「故郷」では、近代の文学作品などでよく見られる「古風な言葉」が多く用いられている。こうした言葉を知ることは、文学作品を読む力をつけるとともに、日常生活でのものの感じ方や表現の仕方の幅を広げるうえでも有益である。そこで、「故郷」をきっかけとして、古風な言葉に意識的に触れていきたい。
東京書籍(株) 国語編集部