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教室の窓 中学国語創刊号より。1年1学期の授業のポイントについて、全国の現場の先生方4人から提言をいただきました。(1)文法とは/言葉の単位~日本語に関心を抱く授業を~(奥山 輝子)(2)分かりやすく書こう~分かりやすく楽しく書こう~(須郷和歌子)(3)さんちき~他者への紹介という方法の活用~(近藤敬子)(4)テスト問題作成のポイント-言葉のひびきを楽しもう(上妻昭仁)
東京書籍(株) 国語編集部
本題材「読書案内を作ろう」は「B書くこと」の領域の学習であり,指導事項の「発想や認識」・「選材」に重点を置いた文章表現力を培う学習である。学習活動の流れは,既習の小説「さんちき」の読書案内を作成し,互いに鑑賞し合い,学んだ成果を自分が選んだ本の読書案内に生かすというものになる。この学習の主要な目標は,自分が意図する読書案内にふさわしいキャッチコピーやレイアウトを練り上げ,文字表現をしていこうとする意欲を高めることである。
宮城県七ヶ宿町立七ヶ宿中学校 川田尚
指導直前情報「かけはし」2005年6・7月号より。「さんちき」の舞台は,政情不安定な幕末の京都です。しかし,この三吉と親方とのやりとりから感じられるのは,激動の世に生きることへの不安ではありません。いかなる時代にあっても,不動の誇りを持って自らの仕事を後世に残そう,という職人の心意気です。江戸時代,政治上の実権を握る武士の裏で,史上に名を残さずとも,人間が生きるうえで根本的に重要な部分を担っていたのが,三吉や親方のような職人たちでした。ここでは,とりわけ江戸時代の大工職人に焦点を当ててみたいと思います。
東京書籍(株) 国語編集部
指導直前情報「かけはし」2005年6・7月号より。「さんちき」と,同じ作者が書いた他の作品とを比べ読みして,読書を楽しもう。「さんちき」は,吉橋通夫作『京のかざぐるま(現代の創作児童文学37)』(岩崎書店,1988年)に掲載された作品である。この作品集の中には,「さんちき」の他に,「筆」「おけ」「かがり火」「夏だいだい」「マタギ」「船宿」という6作品が掲載されている。どれもが幕末の京都を舞台として,十代前半から中頃の少年少女が中心人物として設定されている。
同志社女子大学教授 松崎正治
指導直前情報「かけはし」2004年6・7月号より。「このごろ,京都の夜は怖い。幕府の政治のやり方に反対する尊王攘夷派の侍たちがうろうろしている。『天誅だ。』とか言って,幕府方の役人や商人を殺す。その侍を取り締まる新選組も歩いている。つい三日前にも,すぐ近くの三条大橋で切り合いがあった。」
東京書籍(株) 国語編集部
指導直前情報「かけはし」2004年6・7月号より。〔読みの課題を持つ〕中学校に入り始めての文学教材である。生徒の初感を大切にしていきたいと考え,通読の後自分で読む時間を取り「話し合ってみたいこと」として各自に読みの課題を持たせた。三吉の行動や心情について話し合ってみたいというものが多かった。
神奈川県中学校
中学校国語情報誌「かけはし」 2003年6・7月号「わたしの授業,ここがポイント」より。「さんちき」-ストーリーもいいけど言葉もおもしろい-,「碑」-今 生きている自分とのつながりを大切に-というテーマで[伝達],[相互理解]につなげる。
滋賀県・長野県中学校
中学校国語情報誌「かけはし」 2003年6・7月号「授業のヒント」より。主人公の「さんちき」は,「歴史を作った人々」よりも「歴史を支えた人々」に近く,「歴史に残った人々」よりも「歴史に残らなかった人々」に限りなく近い。
宮崎大学助教授 楢原義顕
教科書では,「さんちき」は1年生の最初の文学的文章の学習材となる。となれば,生徒にとって中学校での文学的文章の読解の今後の道筋つけるものでありたいと考えた。学習材となる「さんちき」は生徒にとって魅力的な内容で,文章も平易でわかりやすいものと考える。そこで, 時間はかかるが,生徒たちに次の文に当てはまるような課題を作らせ,文学的文章における課題設定能力を鍛えようと考えた。
秋田県 T
平成24年度版「新しい国語」文学(小説)学習材の,作者の言葉と作品紹介です。
児童文学作家 杉みき子,児童文学作家 あさのあつこ,東京書籍(株) 編集局
日本の三大祭の一つとされる祇園祭は、毎年7月1日から31日までの1か月間、京都市内の中心部や八坂神社(東山区)で行われます。山鉾巡行と神幸祭は祭りのクライマックスで、いずれも17日に実施されます。
茨城県牛久市うしく里山の会 坂弘毅
『新しい国語』読むこと学習材の評価例集(2012年10月発行)より。平成24-27(2012-2015)年度用中学校「新しい国語」に対応。学習材(教材)の評価規準,各時の学習活動と具体の評価規準,発問と評価の具体例でまとめました。
東京書籍(株) 国語編集部
【東書教育シリーズ】未来へつなぐ学力 ―― 各種調査の分析から(2023年10月発行)より。1年の日本語探検「語の意味と文脈・多義語」では、文脈の働きについて理解することができる。ストーリー仕立ての教材であるため、生徒が興味を持ちやすい。「まとめ」の部分は、ポイントを絞った端的な解説となっているので、指導の際に活用することができる。1〜3年の「読むこと」のてびきには、語彙指導に役立つ「広がる言葉」を設けている。教材文に登場した語彙を糸口にして、語彙を豊かにするための発問に取り組む。「広がる言葉」に取り組む際に、1〜3年の資料編「言葉を広げよう」を活用することで、よりいっそうの語彙の拡充を図ることができる。
東京書籍(株) 国語編集部
村松賢一スピーチコミュニケーション通信2015年4月号より。実際の指導法に入る。目的は,あくまでもパブリックスピーキング(人前で話すこと)の基本を身に付けることだ,ということである。
スピーチコミュニケーション教育研究所長 村松賢一
言葉を広げる「語彙拡充のためのワークシート集」2014年11月発行より。平成24-27(2012-2015)年度用「新しい国語」教科書に対応。目で見たものや耳で聞いたことなど,五感で捉えた物事の様子を表す言葉は多い。擬音語・擬態語もその一つである。「さんちき」をきっかけにして,様子を表す言葉をいろいろと考えてみよう。
東京書籍(株) 国語編集部
小・中学校の国語に取り組む先生のための機関誌「ひろがれ国語」を全国版にリニューアルしました。2022年冬号の特集は「多層指導モデルMIMによる特別支援教育」です。[特集]多層指導モデルMIMによる特別支援教育p. 2 読むことを通して学びを楽しみ学びから自身を得るp. 4 多層指導モデルMIMを用いた「読みの学習」p. 6 多層指導モデルMIMを用いた「読み」から「書き」へ小学校実践p. 8 子ども心を惹きつける作品「風切るつばさ」を読むp.10「町の幸福論」から学ぶ説明の極意p.12 生き生きと思いや考えを伝え合う児童の育成中学校実践p.14 コロナ禍でのグループ学習による主体的な学習を目指してp.16 二回書かせることで、互いに学び、上達を実感させる批評文の学習p.18 「考えの形成」につながる主体的な読みへの支援コラムp.20 ことばにまつわるエトセトラ
東京書籍(株)国語編集部