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言語力を育てる社会科授業の2回目として,言語力育成の方向性について考え,東京書籍の社会科「5下」の教科書38,39Pの『日本の工業の特色を新聞にまとめよう』の例で説明する。
明治学院大学心理学部教育発達学科准教授 長谷川康男
瀬戸市では,社会科の学習を通して「生きる力」の育成に長年にわたって取り組んできた。我々が考える「生きる力」とは,社会事象を切実感をもってとらえ,主体的に追究していく中で社会認識を深め,最終的に自分の意志を決定する(自己決定力の育成)ことである。今年度は社会事象を自分自身の問題としてとらえ,追究活動やまとめの活動を自分なりの方法で主体的に行うことのできる児童・生徒,また,社会事象を多面的,多角的にとらえ,他者の様々な考え方を踏まえて,自分なりの考えをもち,判断できる児童・生徒の育成をめざし,特に「習得」していかなければならない知識・技能を明確にし,それらをその後の学習活動の中のどのような場面で「活用」していくのがよいかを探っていきたい。 また,「習得」「活用」によって育まれた思考力・判断力・表現力等を生かすために,どのような「探究」活動が有効なのかも考える機会としたい。本稿は,小学校5年生の実践例である。
愛知県瀬戸市社会科教育研究会