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「『新編 新しい道徳』(令和6年度版)問題解決的な学習を取り入れた道徳の授業の展開」より。【児童がもった問題意識】【今の自分の見方・考え方の確かめ】【学習課題】、展開などで1時間の学習指導案を構成しています。
元横浜市立小学校校長 粂由利子
教室の窓「小学校・中学校 教育情報」Vol.59 2020年1月発行より。従来の「いじめは絶対許されない」というメッセージは,子どもたちに届いていないようである。これは,このメッセージが子どもたちによって十分に吟味されていないことが理由の1つのようだ。そこで「考え,議論する道徳」の授業では,次のように授業が変わっている。絵の中でいじめに当たると思われる場面や傍観者の視点がなぜ間違っているのかを扱った教材などを通じて,子どもたち自身に考えさせ,場合によっては議論させる・被害者の心情のみに注目するのではなく,「いじめは人権侵害である」という”知識”を子どもたちに与えるなど
国立教育政策研究所総括研究官 西野真由美
いじめ問題は私たちが考える以上に個人間の関係枠を超える複雑な問題であり,一定の社会集団(人数は多様)の枠の中で捉える必要のある問題であり,子どもたちの社会性や集団の一員としての集合意識の問題でもあると考えられる。
岡山大学大学院教育学研究科教授 渡邉満