教科書の単元から資料を探すページです。
本時では,欧米との不平等な条約を結ばされていた日本が,立場を変えて朝鮮に不平等な条約を結ばせて朝鮮半島や大陸に勢力を伸ばそうとしていること,それについて清やロシアと対立するようになったこと,日清・日ロの戦争となり戦争に勝ちながらも国民には不満が残ってしまったこと,小村寿太郎の交渉によって条約改正を達成したことなどをおさえる。その際,ソフトを活用しながら世界に踏み出し始めた当時の日本について考えさせていったり,地図帳を併用しながら歴史の動きをとらえさせていったりする。
埼玉県東松山市立松山第一小学校 岩本教裕
東研情報 教室の窓 小学校67 社会 東京教育研究所2001年4月発行より。この単元においては,「国力が充実し国際的地位の向上」が分かることをねらいとしている。不平等条約の締結は,当時の我が国が置かれた国際的地位を示すものであり,その改正は,地位の向上を分かりやすく示している。また,条約改正は,50年以上にわたる粘り強い交渉と,様々な分野で多くの人々が国の近代化へ努力を続けてきた成果であり,人物の働きにも目を向けやすいと考えた。条約改正を中心に置き,その他の事象を,様々な面で国の体制を整え,国力を高めていく努力として,取り上げていくようにした。
東京都豊島区立千川小学校教論 和田幹夫
東研研究報告・特別課題シリーズ16(NO.228)2011年4月号より。本研究では,ルーブリック評価を活用し,児童が調べたこと,思考・判断したことをレベルの目安を分けて記述して,達成度を判断していきたいと考えた。本実践では,条約改正までの経緯を通して,日清・日露戦争,科学の発展などを例に日本が外国から認められるようになったことをとらえさせていきたい。
国立教育政策研究所名誉所員) 三宅征夫(東京教育研究所主任研究員
東研研究報告・特別課題シリーズ19(NO.233)「小学校社会科指導の基礎資料①~写真資料の提示の工夫~」東京教育研究所2011年4月発行より。本小単元は,条約改正の道のりを通して,我が国の国力が充実し,国際的地位が向上したことをとらえることを目標としている。大日本帝国憲法の発布,日清・日露の戦争,科学の発展などさまざまな社会的事象を扱う。
東京教育研究所
今回は,「不適切」な社会的事象を,子ども達に効果的に提示し,子ども自らに学習問題を発見させる授業を紹介したい。
明治学院大学准教授 長谷川康男
我が国は,外国との間で貿易交渉を行っているが,これも,もとをただせば,1858年に日本がアメリカとの間に結んだ「日米修好通商条約」を発端に,現在まで続く貿易問題・貿易摩擦といわれるものではないかと考える。 不平等条約の改正を,放送番組を視聴したり不平等条約の改正について自分の考えを発表したりすることからとらえ,人々にどのような影響を及ぼしたか考えさせたい。
大分県大分市立竹中小学校 校長 安部俊児
日本が,朝鮮(韓国)や満州に勢力を伸ばし,更には,台湾を植民地化しながら発展していく様子と,清やロシアという大国を相手に戦争を行った様子を児童なりに考察させ,当時の様子がわかる教育番組やICT機器を利用しながら,日本が戦争に至った過程や人々のくらしぶりを児童の立場で考えてみたいと思う。本時では,不平等条約の改正を成し遂げ,国力を増し近代化をむかえていく日本の状況をとらえたり,外国との戦争から,徴兵令の制度により国民を軍隊に送り出し,多大な犠牲者を出した状況や莫大な軍事費等により,国民生活に影響を及ぼしたりするようになった状況を児童につかみとらせたい。
大分県大分市立竹中小学校 校長 安部俊児
明治時代の産業や文化の発展に伴い,不平等条約の改正や戦争を通して産業が発展したことや様々な社会問題が生じたことを理解するとともに,科学,医学,芸術,音楽などが同時に発展したことを理解させたい。
大分県大分市立竹中小学校 校長 安部俊児
「人権・同和教育基本資料-基礎的知識と学習展開案(2014年度版)」より。 「解放令」以降もきびしい差別に苦しめられた人々は,米騒動などの全国的な民衆運動の広がりとともに,団結して全国水平杜をつくり,自分たちの活動で差別をなくす運動に立ち上がっていったことを理解する。
東京書籍(株) 社会科編集部
「軍馬補充部」とは,農家等で生まれた2歳の馬をせりで集め,2年間飼育・訓練し,軍隊に送る施設である。自動車が実用化されていない当時,軍馬の役割は戦力として非常に大きいものであり,列強各国とも「馬数の確保,訓練,馬体改良」も国家政策の一つとなっていた。小学校学習指導要領解説社会編では「明治中・後期から大正期における,大日本帝国憲法の発布,日清・日露の戦争,条約改正,科学の発展などの歴史事象を取り上げ,これらを具体的に調べることを通して,我が国の国力が充実し国際的地位が向上したことが分かるようにすることをねらいとしている。」とある。
青森県 小学校
今の子ども達は,与えられたことを順当にこなす能力は十分に備えているといってよいが,一旦予測不可能な事態に遭遇すると問題解決能力や思考力・判断力が急に減退してしまう。最近こんな現象をよく目にする。そこで,問題解決能力や思考力・判断力の育成にもっともかかわるのが社会科と考えた。社会科の授業を行うにあたって,児童にとって面白く,楽しく,有意義に,また,更に教師にとっても楽しく,且つ,気軽に授業が行われれば,これほどいいことはないと考え本題材を設定した。
大分県大分市立竹中小学校 校長 安部俊児
社会科の学習においては資料をどのように提示し,調べさせるかが重要なポイントである。限られた時間の中で資料を効果的に提示し,考えさせたり疑問を持たせたりして追究への意欲を持たせることは,問題解決型の授業を進めていく上で重要である。社会科の授業において電子黒板を使うことによって資料を効果的に生かすことができた実践を,「デジタル教科書の活用」「教材の工夫」という2つの点から紹介していく。
埼玉県小学校教諭
「歴史好きの児童」を一人でも多く育てることを授業づくりのポイントとして「覚える歴史」から「考える歴史」への転換を図った平成29年度の実践である。
奈良県 大和郡山市立筒井小学校 城野敦子
(math connect「今週の算数・数学フォト一覧」)より。長崎県長崎市高島町の端島(はしま)、通称「軍艦島」。[キーワード]#小5 #単位量あたりの大きさ #人口密度
東京書籍(株) 算数・数学編集部