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東研情報 教室の窓 小学校74 社会 東京教育研究所 2003年9月発行より。授業では,江戸の町のにぎわいを描いた図を取り上げ,人の多さ「家康や家光はどのようにして江戸の町を作ったのか」という問題をもたせ,江戸の町づくりと町の発展,それにともなう生活の知恵や文化の発展を現代社会とつなげて取り上げていきたい。
東京書籍(株) 社会科編集部
言語力を育てる社会科授業の3回目として,言語活動充実の4つの特徴の(3)の「各教科固有の学習語彙や表記としてのリテラシー習得」の実践と身に付けたい言語力を6年教科書「家光による家康への手紙」の授業例で紹介する。
明治学院大学心理学部教育発達学科准教授 長谷川康男
「人権・同和教育基本資料-基礎的知識と学習展開案(2014年度版)」より。江戸時代の身分制度のもとで,百姓や町人とは別にきびしく差別されてきた人々は,お互いに助け合う伝統を大切にしながら,農業や独自の産業などの労働に携わり,収入の安定や向上をはかったことによって,着実に村の人口を増やしていたことを理解するとともに,百姓や町人とは別の身分とされたことによって,居住地や交際で制限を受けることもあったことを知る。
東京書籍(株) 社会科編集部
「人権・同和教育基本資料-基礎的知識と学習展開案(2014年度版)」より。江戸時代の身分制度のもとで,百姓や町人とは別に身分上きびしく差別されてきた人々は,お互いに助け合う伝統を大切にしながら,農業や独自の産業などの労働に携わり,生活していた。それにもかかわらず,「服装は無紋・渋染・藍染の衣類に限る」などとした「別段御触書」が出されるなど,きわめて不合理な差別政策が展開されそうになったことをとらえる。 これに対して,百姓や町人とは別に身分上きびしく差別されてきた人々は,この不合理な差別政策の撤回を求め,団結して立ち上がり,阻止したことを知る。
東京書籍(株) 社会科編集部
「社会科・地図NEWSLETTER 第10号(2021年10月号)より。本校では以前より各教室に可動式大型モニター(電子黒板:SHARP製BIGPAD)とPCや実物投影機が設置されており、指導者用デジタル教科書についてはすでに10年以上の使用実績がある。また、ここ数年、一人一台の端末を児童が持つことを前提に、iPadを整備してきた。授業支援クラウドとしてはロイロノート・スクールを導入し、研究を行ってきた。無線LANも設置されており、1クラス30名が同時にインターネットに接続することも可能である。PC教室に行かなくても、普通教室でのインターネット利用がいつでもできる学習環境である。こうした中で、本校では今年度(2021年度)、初めて「学習者用デジタル教科書」を導入することとなった。「学習者用」は初めてで、研究目的もかねて、まずは5・6年生の社会と英語の2教科で導入することとなった。諸事情により実際に児童が「学習者用デジタル教科書」を手にしたのは5月下旬。それから1か月ほどで今回の研究授業を行うこととなった。
奈良学園小学校教諭 西川毅
「公民的資質育成」は,社会認識形成により把握した社会(世の中)における問題に関して,価値判断・意志決定を行うことが中心となる。したがって,地理や公民の分野では現在の社会を理解するとともに,今存在している社会の問題(論争問題)を公民的資質育成の中核として位置づけることができる。しかし,歴史においては同じようにすることはできない。数十年,数百年前の社会状況や時代像を把握して,「もし,○○だったらどうするのか。~をするべきかどうか」を考えさせることになる。本小単元は,信長・秀吉・家康の3人の武将に仕えた田中氏(吉政・忠政)という福岡県筑後地方の大名(約34万石)の生き方について学習する。
福岡県柳川市立藤吉小学校教諭 よこやまかずとし 横山一利
東研研究報告 No. 245 特別課題シリーズ27「小学校社会科指導の基礎研究③~地図資料活用の課題と工夫~」2013年3月発行より。本実践は,「江戸図屏風」を読み取る活動を通して,徳川家康が築いた江戸の町の様子をつかませるとともに,次の江戸時代の学習への意欲を引き出すことをねらいとしている。地図指導の実践にあたっては,まず「江戸図屏風」がもつ地理的資料としての価値に注目した。
東京教育研究所
調べる内容(各自の学習課題)を明確にするとともに,容易に資料検索ができるようにすることで,資料活用の能力が十分でない児童も「調べる」という活動を楽しむことができるようにすることを中心に支援の方法を考えてみた。児童が「調べ学習」を主体的に進めていく条件として,(1)課題が明確である,(2)調査方法を理解している,(3)調査のための資料が入手できる,(4)入手した資料は児童が理解できる内容である,(5)調べたことを発表用にまとめる負担が児童の意欲の障害にならない,(6)時間の確保が十分ある,といったことが挙げられる。今回の実践ではこの中から 特に(1),(3),(4)についての支援策を実践した。
埼玉県蕨市立南小学校 岡田仁一
東書教育シリーズ小学校社会科・地図用「移行期に進める新たな社会科の学習指導」(平成21年9月)より。平成21年度,平成22年度における小学校社会科の移行措置の内容とその対応についてまとめました。
東京書籍(株) 社会編集部
小学6年歴史学習を対象に,ワークショップ型授業論による「活用力を育てる」授業開発を行った。本稿は,家光の立場に立って,全国統一のMVPを1人選び出し,手紙を書くという活動を行う。子どもたちは,信長,秀吉,家康が直面した状況や行った政策,考え方を家光の立場からふり返り安定した世の中へと変化してきたことと対比しつつ,3人の武将の業績について考える授業の実践例である。
山形大学 江間史明研究室 T.H