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筆者は,教育の情報化に適応したICT活用授業の設計を通して教師が授業力量を形成し,分かる授業の実践につなげるための授業設計ツールとして「ICT活用授業デザインパッケージ」を開発した。本稿は「ICT活用授業デザインパッケージ」の概要と,それを用いて小学校社会科第6学年の授業を設計,実践した事例である。
宮城県富谷町立東向陽台小学校 佐藤靖泰
「小学校社会科 デジタル教科書活用事例集」(香川県2014年5月)より。室町時代の学習においては,現代も息づく文化を中心に学びが進められる。しかしながら,そのような文化の学習だけでは時代の背景を理解することは難しい。鎌倉時代の主従関係の崩れから室町時代の文化へと流れていくことが,実際の時代背景を捉えにくくしていると考える。室町時代の後,戦国の世の中へと変わっていく時代背景についても,この室町時代の政治の働き,つまり世の中の動きを理解しておくことが重要であると考える。B: 香川県小学校社会科研究に沿って,単元構成,授業研究を進めた活用事例
香川県高松市 小学校教諭
体験のよさは,やってみなければ分からないことが分かったり,やってみなければ見つけられないような疑問をもったりするところにある。…体験の中から,何か目当てをもてたときは,社会的事象の中から問題を発見したときと同じように意欲的に追究し出す子どもは多い。
明治学院大学准教授 長谷川康男
「人権・同和教育基本資料-基礎的知識と学習展開案(2014年度版)」より。書院造の様子や当時の日常生活習慣について調べることを通して,今日の生活文化のみなもとである室町文化の特色について理解する。そして,その造園技術や芸能を広めた人々の中には,河原や寺社の周辺などに住み,また,百姓とは違う仕事をしていたことから,回りから「百姓とは別の人々の集まり」と思われていた身分の人々がいたことを知る。
東京書籍(株) 社会科編集部
「小学校社会科 地域教材を用いた活動事例」(2015年6月)より。本教材は,大内文化が隆盛した歴史的背景を探りながら,今に伝わる室町文化の特色を理解していくことをねらっている。児童は,雪舟や宗祇といった文化人や山口でキリスト教の布教活動を始めたフランシスコ・ザビエルといった宣教師,室町時代から伝わる瑠璃光寺五重塔や雪舟庭などの建造物,堅小路や一の坂川などの京の都を意識したまち並みについて調べていく活動の中で,室町文化と今の生活とのつながりを認識する。
山口大学附属山口小学校 山本健作
「人権・同和教育基本資料-基礎的知識と学習展開案(2014年度版)」より。発展的なねらいとして,打ち出の小槌で体を大きくして幸せになった一寸法師と,小さい体のまま幸せになったおやゆび姫(1836年アンデルセン作品)を対比し,障がい者問題に焦点化させることもできる。また,御伽草子「一寸法師」が,近世では比較的裕福な家の女性が結婚する際に,「嫁入り道具」として持参されていた地域もあったという。結婚する女性にとって,家事を連想させる針・お椀・箸の存在。男女共生に焦点化できる題材でもある。
東京書籍(株) 社会科編集部
京都およびその郊外の名所、市中からの庶民の生活や風俗を書いた絵画です。この資料は国立歴史民俗博物館所蔵の歴博甲本(町田家本)です。※ファイルサイズの9.3MBは、屏風を48枚の写真で構成していて、その合計ファイルサイズのことです。
国立歴史民俗博物館