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言語力を育てる社会科授業の8回目として,ロールプレイング・シミュレーションという学習形態による活動を,『新しい社会』6上「藤原道長と貴族のくらし」を題材にして行った実践例を紹介する。
明治学院大学心理学部教育発達学科准教授 長谷川康男
平安時代の中宮の女子の正装。天皇の前では、女房が必ず着用しなければならないので、「女房装束(にゅうぼうしょうぞく)」といわれた。 また、後世、俗に十二単(じゅうにひとえ)とよばれるようになる。平常の女房装束の構成は、単(ひとえ)・桂(うちぎ)・裳(も)・唐衣(からぎぬ)・袴(はかま)からなり、手には桧扇(ひおうぎ)を持つ。(写真提供:国立歴史民俗博物館)
国立歴史民俗博物館
有位の男性の朝服。衣服を整えて上から石帯(せきたい)で腰をとめるため束帯という。束帯は冠(かんむり)・ 袍(ほう)・下襲(したがさね)・衵(あこめ)・単(ひとえ)・表袴(うえのはかま)・大口(おおぐち)・靴(かのくつ)・笏(しゃく)などで構成され、文官(ぶんかん)と武官(ぶかん)では袍(ほう)の仕立てや持ち物などに若干の相違があった。写真は文官の束帯。(写真提供:国立歴史民俗博物館)
国立歴史民俗博物館