教科書の単元から資料を探すページです。
我が国の水産業の学習において,事例地としては,国内の典型として「青森県八戸市」を教科書をもとにして学習するとともに,水産県長崎として「長崎の水産業」を学習することとした。時間配当としては,全11時間を,「青森県八戸市」に8時間,「長崎県」に3時間,全て社会科の時間で指導した。
長崎県三和町立蚊焼小学校 迎武彦
水産業の学習では,内陸部に住んでいる子どもから見れば,疑問点や課題をすぐに解決することは限られており,どうしても受け身の授業になってしまう。これまで,この単元を計画する場合,「どうして新鮮な魚が海から遠い山形に届けられるのか(主に運輸面での視点で)」という種類の課題を多く設定し,子どもの追究心を高めていたつもりだが,実際はどうだったのだろうかという疑問に立ち帰り,子どものこれまでの生活体験をもとに,導入で,調査,疑似体験,生の魚と出会う場面を設ければ,子どもの興味・関心を高め,追究する喜びを実感するのではないかとの仮説を立てて取り組まれた実践。
山形県山形市立西小学校 森谷弘昭
東研情報 教室の窓 小学校70 社会(2002年4月発行)より。今回は,「稲作」の他に「水産物」を取り上げ,2つの小単元を「消費者のニーズと生産者の工夫や努力」という共通の視点で学習することで,食料生産に従事する人々の工夫や努力をつかませたいと考えた。
東京都練馬区立開進第一小学校教諭 石井正広
日本の水産業をめぐる問題点を「海外からの輸入の増加」という視点から理解し,水産物の輸入が増加していることについて,その問題点や利点について自分なりの視点から追究する。「日本の水産業の未来を考える」,5年生の授業実践事例。
岩手大学教育学部附属小学校 井藤聡
九州発信 社会の道標(みちしるべ) 創刊号、2009年 12月発行より。新学習指導要領のキーワードになっている「習得・活用・探究」も問題解決的な学習展開がその基盤になっている。
熊本県熊本市立白川小学校 西川英臣
「小学校社会科指導の基礎研究②~グラフを読み取る指導の工夫~」(東研2012年3月)より。本小単元では,我が国の水産業の現状や魚をとり加工することに関心を持ち,水産業がわたしたち の食生活を支えていることや水産業に携わる人々の工夫や努力,生産地と消費地を結ぶ輸送の働きに ついて資料を活用して調べ,我が国の食生活を支える水産業の発展について考えるようにする。
東京教育研究所
「小学校社会科指導の基礎研究②~グラフを読み取る指導の工夫~」(東研2012年3月)より。本小単元は,水産業に携わる人々が消費者の需要に応え,良質な水産物を捕獲・生産し出荷するた めにさまざまな工夫や努力をしていることや,自然環境や社会条件を生かして生産を高める工夫や努 力をしていることについて調べ,我が国の農業や水産業は,国民の食料を確保する重要な役割を果た しており,自然環境と深いかかわりを持って営まれていることを考えることができるようにすること をねらいとしている。 また,水産業の現状や今後の水産業のあり方,自己のかかわり方について考えることができるよう にしていきたいと考えた。そこで,水産業の現状を確実にとらえることができるようにするために,「漁 業別の生産量の変化」「水産業で働く人の数の変化」のグラフを活用して水産業における今日的な課 題をつかむことができるようにしたいと考えた。
東京教育研究所
海のない県の森林が海を守るのはなぜ?という探究活動を通じて,問いと答えのつながる社会科の授業構成を紹介する。
岐阜大学准教授 須本良夫
子ども達一人ひとりが解決したくてたまらなくなるような学習問題,それでいて学びがいのあるような学習問題は,どのようにしたらもたせられるであろうか。 今回は,「認知的不調和…概念的不一致」で子どもに学習問題を発見させたい。 授業例は,5年の「日本の水産業」の単元である。
明治学院大学准教授 長谷川康男
小学校社会科指導の基礎研究④~新聞づくりの指導法に関する実践的な研究~(特別課題シリーズ38)2014年3月発行より。この小単元では、漁法や加工工場、輸送方法から水産業の抱えている課題など内容が多岐にわたる。そこで、自分が調べたことや分かったこととともに、友達が考えたことも新聞にまとめることで、内容の理解を深めることができると考えた。
東京教育研究所
「社会科・地図NEWSLETTER 第10号(2021年10月号)より。4月の導入以来、金沢市が示す「自分で みんなで考えるICT版金沢型学習スタイル」のもと、本校でも一人一台端末を適切に用いた情報活用能力の育成を図ってきた。
石川県金沢市立西南部小学校主幹教諭 村井政一
教室の窓「教育情報Vol.30」2010年4月より。新学習指導要領で,新しい授業を必要とする単元は,各学年ともいくつかあるが,本稿では,4年生の「地域の社会生活を営む上で大切な法やきまり」と,5年生の「農水産物,工業製品の価格や費用」の授業実践を紹介する。
前筑波大学附属小学校副校長 長谷川康男
香川県丸亀市立城北小学校では,これまで各学年にコンピュータ,プロジェクターなどのICT機器を配備し,授業での日常的な活用を進めてきた。平成21年度においては,電子黒板を活用した教育に関する調査研究指定校として,電子黒板機能付きデジタルテレビが各普通教室に設置され,実践研究を行っている。
香川県丸亀市立城北小学校教諭 増井泰弘
教室の窓「小学校社会 平成23年度新教科書特集」2010年5月 臨時増刊号より。「海・湖からのおくりもの」の旅,伊豆半島の風景,まだいの栽培漁業,焼津のかつお,ビニールハウスのなぞ
東京書籍(株) 編集局
『目黒のさんま』は、『じゅげむ』と並んで、落語の中ではよく知られた噺です。ある殿様はいつものように朝食の後、庭を散策していた。抜けるような青空、すがすがしい風が吹いている、「屋敷の中にいるのはもったいない」そう思うと、居ても立ってもいられない。早々にに身仕度をすると目黒へ向けて馬を走らせたからさあ大変。
東京都町田市教育センター 鈴木伸男