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23年4月から始まった新学習指導要領の実施に伴い,地図帳や地球儀の活用がいっそう重視されるようになった。特に,能力に関する目標について『地球儀を効果的に活用する』ことが5,6年生で示された。地球儀の学習は,5年生の児童にとって初めての出会いとなるため,地球儀を基礎的資料として活用するために必要な知識や技能を丁寧に分かりやすく教える必要がある。地球儀は,平面の世界地図では一括して表せない方位・面積・距離などを正確に表すことができる資料である。よってこの段階で地球儀を活用する基礎・基本の能力を養う意義は大きいと考えられる。さらには,ここで培った技能を中学校での学習にもつなげていきたい。以上のことをふまえて, 本テーマを考えた。本稿は,平成23年10月14日の『平成23年度尾張教育研究会愛日支部社会科(南地区)研究集会』で発表されたものです。
愛知県尾張旭市教育研究会社会科部会
「新学習指導要領を見すえた 地図帳活用事例集」(2017年10月)より。第5学年では,地球的視野から日本を見つめ直 し,世界における日本の位置や領土を概観させる。 世界には大きな大陸や海があり,たくさんの国 がある。そういった国の中に日本が位置している ことを,地図や地球儀などの資料を活用すること によって理解させる。 地図帳ワークシート付き。
東京書籍(株) 社会編集部
香川県丸亀市立城北小学校では,これまで各学年にコンピュータ,プロジェクターなどのICT機器を配備し,授業での日常的な活用を進めてきた。平成21年度においては,電子黒板を活用した教育に関する調査研究指定校として,電子黒板機能付きデジタルテレビが各普通教室に設置され,実践研究を行っている。
香川県丸亀市立城北小学校教諭 増井泰弘
小学校社会科における作業的な学習は,社会科入門期の子どもにこそじっくりと取り組ませたい学び方です。本稿では,すべての学校・先生方に取り組んで欲しい授業づくりの具体例をあげています。第4学年「県の位置」と第5学年「我が国の位置」の作業的な学習事例が紹介されています。
國學院大學人間開発学部初等教育学科教授 安野功