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体積を求める積分や,空間ベクトルの問題に出くわすと,私の頭の中に浮かんでいるイメージをどのように生徒に伝えるか難しく感じることがある。更に,それが動いているような変化を伴うイメージだとかなり厳しく感じる。私はコンピュータを利用した“腑に落ちる”授業の展開というテーマを持ち続けている。実験的に1997年ごろから,インターネットのWebサイトを利用して,動的イメージを公開し,授業の中でも利用している。本稿は、その紹介である。
鹿児島県立鹿児島中央高等学校 堂薗幸夫
数学ⅡやⅢの積分の例題としてよく見られる「軸が直交している,同じ大きさの2つの円柱の共通部分の体積を求めと」という問題や,3つの円の共通部分の体積の問題について考察する。
慶應義塾高校教諭 新井田和人
教材研究を進めていると,生徒にいかに分かりやすく伝えるか,または,いかに印象に残すことができるか,更には,素材の理解をどれだけ深められるか,という教材のツボとも言うべきポイントによく出会う。しかし,実際の準備の時間不足やその時の仕事の過多を言い訳に,その理想を実現できないことが多い。今年度は,あまり過剰な準備をせずに,授業の中にスムーズに実験的な要素を取り込みたいと当初から考えており,自分の理想的な展開ができた教材をいくつか得ることができたので,写真や実際のプリントなどを提示しながら報告したい。
鹿児島県立鹿児島中央高等学校 堂薗幸夫