教科書の単元から資料を探すページです。
楕円x2/a2+y2/b2=1の焦点はa,bの大小によって,a>bのときは2点(±√a2-b2,0), a<bのときは2点(0,±√b2-a2)となる。しかし,複素数平面で考えれば,前者は±√a2-b2,後者は±√b2-a2i=±√a2-b2であり,場合分けは不要である。このように,複素数平面で考えることで統一的に扱うことが可能になる。 そこで,本稿では複素数平面を通じて楕円の焦点の座標を考察してみた。数学Ⅲで複素数平面を扱うようになり,また,旧課程では数学Cで扱っていた2次曲線も数学Ⅲで扱うようになったので,それらのコラボとして考察してみた。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内;
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
三角関数の正弦と余弦についての2倍角の公式,3倍角の公式および4倍角,5倍角(の公式)を眺めれば,sin nθ(n=2, 3, 4, 5)については,nが偶数のときにはsinθの整式とは表せず,sinθの奇数次の項のみの整式とcosθの積に表されること,nが奇数のときにはsinθの奇数次の項のみの整式であること,cosnθ(n=2, 3, 4, 5)については,nが偶数のときには の偶数次の項のみの整式であり, が奇数のときには の奇数次の項のみの整式であるということに気がつく。ここで,一般の自然数nについてもこの事実が成り立つのではないかと推測されるが,本稿ではこのことについて,ド・モアブルの定理と二項定理を活用して考察する。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善