教科書の単元から資料を探すページです。
授業で教える内容を超えて,教えてみたい内容,実践してみたいことをお持ちの先生は多いと思う。数学研究部などの部活動でそれを実践している場合もあるだろう。しかし,どうしても何かと眼先にある「受験」に拘束され,本来の興味ある数学から遠ざかってしまっている自分やそれを伝えきれないもどかしさを反省することもあるだろう。また,教科書以外の内容,受験に関わらないような内容に関心を示さない生徒も増えてきている。数学=受験ではなく,未知の事柄に興味・関心を持って欲しいものである。
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
条件をきつくしておくと問題が解きやすくなることもあればその逆もある。たとえば,整数という条件をつけることで解きやすい問題において,条件を緩和して実数まで拡げたらどうなるであろうか。軸の方程式がx=mである2次関数y=f(x)において,2次不等式f(x)<0の整数解の個数を指定したとき,mが整数のときにはmはいくつあるのか,次にmが整数であることを緩和して,実数まで拡げたとき,mの値の範囲はどのようになるのかという問題を通じて,条件を緩和することで問題がどのように変化するかについて考察したい。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
学力低下,理数離れ,算数・数学嫌い・・・これらは,教育が抱える問題の一面ではあるが,現教育課程について言及するとき,また国際的な学力検査の成績が報告される度に,ことさら問題にされる。日本の子どもは国際的に見て成績の割には算数・数学が嫌いであるといわれているが,ここ最近ではその成績にも翳りが出始めている。興味・関心の薄さ,学習意欲の低下,家庭での勉強時間減尐などとともに,科学技術立国としての根底を揺るがす国家的な問題となっている。
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
生徒(高2)から授業の内容とは関係のない質問を受けた。塾での宿題であったため,言い出しにくそうに質問してきたが,それは整数の整除に関する問題であった。ちょうどそのとき,理数科2年生対象の課題研究のテキストとして,整数分野の入試問題や内容の整理をしていたので,その妥当性を確かめるうえでも格好の機会ととらえて,指導した。本稿では,そのことについて紹介する。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
拙稿『a3+b3+c3-3abc=(a+b+c)(a2+b2+c2-ab-bc-ca)の証明について』において,この回のテーマである等式(a+b+c)3=a3+b3+c3+3(a+b)(b+c)(c+a)に触れて,等式(a+b+c)2=a2+b2+c2+2ab+2bc+2caと同様に準公式として扱ってはどうかという提案をした。では,この等式の有用性はなにか,つまり,この等式からどのようなことが導けるかについて考察してみるべきであると考え,本稿を書いた。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
本稿では,「理解を軸にして,興味・関心を惹く発見学習」の実践例を紹介している。生徒の数学理解観の調査やスーパーサイエンスハイスクールでの実践,中学3年生を対象とした出前授業での実践など,多様な実践例が生徒へのアンケート調査の結果やその考察とともに詳述されている。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/downloadfr1/htm/cms68851.htm
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善