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ニュ-サポ-ト高校社会vol.10(2008年秋号)[本文より]教壇に立って地理を教える者として,最近とくに子どもたちの地図を読みとる力(読図力)が低下しているのではないかと感じる。その背景には,単なる地理嫌い・社会科嫌いでは済まされない構造的な問題があると考えられる。小学校で読図を指導できる教員が減少し,そのため地図を扱う授業が面白くないものになり,子どもたちの地図離れを助長し,ますます指導できる人材の供給を妨げるという悪循環が起こっている。
京都府立桃山高等学校 齋藤清嗣
ニューサポート高校「社会」vol.12(2009年秋号)より。今度の新学習指導要領において,小中高を通して様々な機会に地図の活用を促す文言が入るようになった。この意義を,ICT 環境の展開というコンテクストを踏まえて考えてみたい。
空間コミュニケーション研究室)教授 森田喬(ステータス:東京書籍「新しい社会科地図」(中学校用)編集委員 法政大学デザイン工学部
ニューサポート高校「社会」vol.14(2010年秋号)より。いよいよ新学習指導要領が来年度から小学校で実施され,中学校では2012(平成24)年度から,高等学校でも2013(平成25)年度から完全実施されようとしている。
地理) 松井秀郎(立正大学地球環境科学部地理学科教授%前文部科学省主任教科書調査官
2年に進級し,引き続き「地理B」を選択した生徒に対して,地形図の読図まで確実にできるように指導するため「身近な地域」を題材に取り上げて授業を計画した。GIS地図ソフト『地図太郎』を使用。
大分県立杵築高等学校 川野裕市
ニューサポート高校「社会」vol.13 特集:2010年度センター試験 分析と展望(2010年春号)より。2009 年3月告示高等学校新学習指導要領「地理A」に,「自然環境と防災」の項目が新たに設けられた。そこでは「地形図やハザードマップなどの主題図の読図など,日常生活と結び付いた地理的技能を身につけさせる」ことが求められている。
地理学) 久保純子(早稲田大学教育学部教授
ニューサポート高校「社会」vol.16(2011年秋号)より。本年度の小学校に始まり,中学校,高校と校種ごとに順次実施される新学習指導要領では,奇しくも災害や防災に関わる学習の充実が図られている。特に高等学校地理歴史科では,「地理A」に学習内容の中項目として「自然環境と防災」が新たに設定されることとなった。
埼玉県立浦和第一女子高等学校教諭・新高等地図編集委員 浅川俊夫