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【英語実践事例シリーズ No.21】近年の教育では、生徒に知識・技能を身につけさせるだけでなく、思考力・判断力・表現力を育み、さらに生徒の興味・関心を喚起しながら、学びに向かう力を引き出すことが求められている。本稿では、理数探究と英語ニュースを組み合わせることによって、生徒の探究心を高める実践的な指導について述べたいと思う。
西武学園文理高等学校 土屋進一
本校では,ほぼすべての一般教室に電子黒板もしくはプロジェクターが導入されており,パソコンやiPadを用いて全体投影ができる環境にあります。教員には一人1台iPadが支給されており,生徒用は共用のiPadが135台,windowsタブレットが40台設置されています。また,一部の校舎ではWi-fiが繋がっている状況です。来年度(2020年)より,新入生に一人1台iPadの貸与を行い,積極的にICT推進を行っていく予定です。
龍谷中学校・高等学校 安藤太朗
理科各科目におけるさまざまなICT教育の実践報告がなされている。ここでは化学実験の授業におけるICT教材の一例として「実験化学」という選択講座で行っている教材を紹介する。
帝塚山中学校・高等学校 槌間聡
ニューサポート高校「理科」vol.30(2018年秋号)より。今改訂で変わっていないと言われる化学基 礎・化学であるが,観察,実験の位置付けが大 きく変わっている。これまでは,抽象化された 形で与えられている化学の基本概念や原理・法 則を記憶することで学習が終わることが多かっ たが,今改訂では,それらを具体的な性質や反 応と結び付けて理解し,学習したことを日常生 活や社会の中で活用できる力として身に付ける ことが求められている。
東京書籍(株) 理科編集部
ニューサポート高校「理科」vol.31(2019年春号)より。単に知識を問う問題が多く,小問の並んでいる現行のセンター試験とは大きく異なり,問題 のリード文が長く,本文を読み取り考えて解答する,いわゆる「思考力」を要する問題が多く見られる。問題の数は現行のセンター試験より少なくなっているが,問題文を読み考察する問題が出題されているため,試験時間に対する分量は多いのではないだろうか。
開智高等学校講師 西村淳矢
「化学 Vol.1 理論編・Vol.2 物質編」(化学 701・702)令和5~8(2023-2026)年度用教科書の、年間指導計画例です。学習内容ごとに、詳細な学習活動、評価の方法などを表にまとめました。
東京書籍(株) 理科編集部
「化学 Vol.1 理論編・Vol.2 物質編」(化学 701・702)年度用教科書の、年間指導計画例です。学習内容ごとに、詳細な学習活動、評価の方法などを表にまとめました。
東京書籍(株) 理科編集部
本誌は,東京書籍が発行する高校理科の教育情報誌です。今回は,"「大学入学共通テスト」は どうなるか?"というテーマで特集を組みました。「大学入学共通テスト」の理科全体の傾向,また物理,化学,生物教育それぞれの視点からの出題傾向を読み解きました。また,連載「実験観察を始めてみよう」の第1回として,「炎の温度と黒鉛の性質」「三態変化で分子運動と分子間力を実感」の実験を紹介します。
東京書籍(株) 理科編集部
筑波大学の応用理工学類に所属している。今日はこのユニークな学類(いわゆる学科)について紹介してみたいと思う。特徴のひとつはカリキュラムの幅広さ。大学3年生で,統計力学も生命科学も化学平衡も応用原子物理も講義を受けているような時間割は,世界的にも例がないだろう。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
自分がノーベル賞を取れるかどうか,はっきりと分かる。今回は取れない,ということである。しかし長期的にみると分からないぞと言えるところが,研究の面白いところである。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
最近のノーベル化学賞はまるで生物物理学会の発表のようで,お馴染みのタンパク質研究がずらりと並ぶ。2013年化学賞の量子化学計算や分子動力学計算は,今では酵素の働きやタンパク質のフォールディングを理解する重要なツールだ。「方法」にも光が当たるのは大事なことで,2002年にも,タンパク質溶液構造の核磁気共鳴法や巨大分子の質量分析法にノーベル化学賞が授与されている。これらは多くのタンパク質研究者がいつも使っている方法である。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
「ニューサポート高校「理科」vol.33(2020年春号)特集:授業を変える2〜思考力・判断力・表現力を育む授業〜」より。私が学生のころと昨今を比べると,簡単に入手できる情報の量が飛躍的に増大した。30年くらい前までは,分からない事項があると百科事典や理化学辞典などを参照するのが普通であった。よって,知識を蓄えることに多くの時間を費やしていた。しかし,インターネットが普及してからは,端末を叩けば膨大な情報がほとんど瞬時に手に入るようになったことで,一般的な事項についての情報の価値は著しく低下した。そして,入手できる情報の量が膨大になったので,どうやってそれを分類するかに頭を悩ますようになっている。ファイルの中身を増やすよりも,どうやってディレクトリーを切るかが,入手した情報を実際に使う際には重要になっている。
東京工業大学栄誉教授・特命教授[元素戦略研究センター長] 細野秀雄
科学の価値は定量的に評価できるのだろうか。これは昔からある難問である。最近でも,理論物理学者のレインハード・ウェルナー教授が,科学の価値は定量などできないという極論をNature誌にあらためて寄稿し,サイトのコメント欄は研究者たちの賛否両論で賑わっている。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
現代の科学は参画する研究者の数が多くなる傾向がある。それでは,研究の規模は研究の質にどのような影響を及ぼすのだろうか? 2月号ネイチャー誌に興味深い論文が報告されていたので紹介したい(1)。要約すると,大きな研究チームは旬の話題を発展させたものが多く,それだけ注目が集まりやすい。一方,小さな研究チームのテーマは革新的な成果につながりやすいのだという。つまり,大型の予算が必要になる大規模なテーマも,ひとりで試しにやってみるようなテーマも,いずれも科学の発展には不可欠なのである。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
寺田寅彦(1878年-1935年)は敬愛する科学者の一人である。「科学というものは結局言葉であり文章である」と言うように,論理や数式だけに頼らず「言葉」を思考の道具にするところに魅力がある。当たり前のことを観察し,鋭敏に言語化できる。例えば,絵の描き方についてこんなふうに説明する。科学者はふつう,こうは言えないものだ。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎