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ニューサポート高校「理科」vol.36(2021年秋号)より。昆虫の社会性、鳥類の複雑な性行動など、生物にはこれまでの科学では説明するのが難しい不思議な現象がたくさんある。筆者は学位をとった35年ほど前に「これから何を研究しようか」と思案していたときに出会ったのが『The RAINFORESTS』(Chronicle books、1989)という写真集である。そこには鳥の糞に精巧に擬態したアゲハの幼虫の写真が載っており、それに魅了された私は擬態の研究を延々と続けることになってしまった。
東京大学大学院新領域創成科学研究科教授 藤原晴彦
ホイタッカー(生物学者)東京書籍作成Robert Harding Whittakerアメリカ,1920-1980科学者人物誌―生物東京書籍2003年12月作成アメリカの生態学者。カンザス州ウィチタに,動物学教師の父と英語教師の母の間に生まれる。ホイタッカーが生まれてすぐに,一家はカンザス州ユーリカに移住して油田採掘の仕事を行うことになった。
東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)クリーン作戦で庭巡りをしていたら、アリと協力して巧みに生きる万葉植物をみつけました。名前はアカメガシワ(万葉集ではあからがしわ)。写真の木です(ただしまだ幼木)。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
日本全体の予測される人口動態について考えると,現在の人口約1億2千万人を頂点に前後百年で日本の人口は急増,そして急減する。カイハブ高原のシカの話を例に,人口の変動と個体の変化について調べた動物生態学者のカルハーンの実験を紹介しながら,人口動態からみえてくる,人工・社会・行動の変化について考察する。
東京都立八王子東高等学校 高岡政弘
数学は他の理系科目にも大いに使われている。2次関数や微積分は物理の力学分野によく使われるし,化学,生物,地学でも簡単な方程式等が使われる。「ペーハー(PH)」や「マグニチュード」では「対数」が使われている。あるとき生徒から「数学の先生でもわかるはず。数学の先生だからわかるはず。」と言われて生物の問題を考えたことがある。それは「常用対数」に関わる問題であった。 日頃,数学では苛められているから復讐に来たのかもしれない(?)が,生物的なことはわからなくても「対数」に関することなら……と思い考えてみた。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善