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教科書単元リンク集・高等学校

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701 生物2章 発生と遺伝子発現

指導資料

  • シュペーマン(生物学者)
    2002年10月30日
    • 生物
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    シュペーマン(生物学者)

    ハンス シュペーマン (Hans Spemann)ドイツ,1869-1941科学者人物誌―生物東京書籍2002年10月作成シュペーマンはドイツの動物学者で,形成体(オルガナイザー)の発見者としてよく知られている。カエルやイモリの胚発生でその因果関係を知るために,独自にガラス針や毛髪などを導入して細微手術を胚に施し,移植実験や結紮実験,欠損実験など行った。数多くのこれらの実験の集大成として形成体の発見がなされたが,この発見は当時,育ちつつあったルーの提唱した発生機構学という新しい学問分野をさらに発展させ,その後の実験発生学の出発点となり,生物学の研究に大きな影響を与えた。また当時,前成説の考え方がある中で後成説の立場を明確に示し,長い間,論争のあったこの問題に一応の終止符を打った。

    東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

  • スパランツァーニ(生物学者)
    2003年12月22日
    • 生物
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    スパランツァーニ(生物学者)

    スパランツァーニ(生物学者)東京書籍作成Lazzaro Spallanzaniイタリア,1729-1799科学者人物誌―生物東京書籍2004年1月作成イタリアの博物学者,生物学者,生理学者。イタリアのエミリア地方の小さな町スカンディアーノに裕福な弁護士の息子として生まれる。初等教育の後,15歳でイエズス会の学校レッジョ・エミリアに入り,レトリック・哲学・語学で卓越した才能を示す。1749年にボローニャ大学に法学を学ぶために入学,その大学で数学と自然学の教授であった父方のいとこラウラ・マリア・カテリナ・バッスィ・ヴェラッティ(Laura Maria Caterina Bassi Veratti,初めて大学で学位を取り大学で教えた女性として有名)に影響を受けて,法学を捨て,1753年か1754年に哲学博士となった。その後神学を学び,1757年に司祭に任命された。

    東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

  • ドリーシュ(生物学者)
    2002年10月30日
    • 生物
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    ドリーシュ(生物学者)

    ハンス アドルフ エドゥアルト ドリーシュ (Hans Adolf Eduard Driesch)ドイツ,1867-1941科学者人物誌―生物東京書籍2002年10月作成19世紀後半の前成説と後成説の論争は,実証によってその正否を決しようとしていた。ヴィルヘルム・ルー(1850-1924)は,カエルの卵が卵割を始めて,2細胞期になったとき一方の割球を灼熱したガラス管で殺すと,無傷の割球のみが発生を続けて半胚(体が半分しかない胚)が生じることを見いだした(1884年ころ)。この結果は前成説を肯定するものであった。

    東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

  • フォークト(生物学者)
    2002年10月30日
    • 生物
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    フォークト(生物学者)

    ヴァルター フォークト (Walter Vogt)ドイツ,1888-1941科学者人物誌―生物東京書籍2002年10月作成19世紀のドイツは,光学顕微鏡を用いた細胞・組織学のメッカであった。このことが,19世紀の終りから今世紀初頭にかけて,絢爛たる花を咲かせた発生機構学の背景であった。その代表的実りが,高校生物教料書に必す取り上げられているハンス・シュペーマンのオーガナイザー(形成体)であり,ヴァルター・フォークトの器官原基配置図(予定運命図)である。

    東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

  • ベーア(生物学者)
    2003年07月23日
    • 生物
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    ベーア(生物学者)

    ベーア(生物学者)東京書籍作成Karl Ernst von Baerエストニア,1792-1876科学者人物誌―生物東京書籍2003年8月作成エストニア生まれでドイツとロシアで活躍した生物学者・人類学者・地理学者。エストニアの貴族の出。創設されたばかりのエストニアのドルパート大学に1810年に医学部学生として登録し,様々な自然科学を学びながら,1814年に医学博士号を取得した。その後1814年から1815年にはベルリンとウィーンで学び,1815年にはドイツのヴュルツブルク大学に医学を学びに行き,イグナツ・デリンガーの下で比較解剖学を学んだ。デリンガーはベーアにニワトリの胚葉の成長を研究するように勧めたが,ベーアは行わなかった(この研究は友人のクリスティアン・ハインリヒ・パンダーが引き受けた)。1817年にケーニヒスベルク大学教授ブールダハの下で解剖助手になり,1819年には同大学の解剖学員外教授,1826年には動物学の正教授になり1834年まで在籍した。この時期ベーアはケーニヒスベルク大学で動物学博物館,植物園などを整え,医学部長,大学総長にも選ばれた。

    東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

  • モノー/ジャコブ(生物学者)
    2002年10月30日
    • 生物
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    モノー/ジャコブ(生物学者)

    ジャック ルシアン モノー (Jacques Lucien Monod)フランス,1910-1976フランソワ ジャコブ (Jacob)フランス,1920-科学者人物誌―生物東京書籍2002年10月作成ジャック・ルシアン・モノーは,1910年にパリで生まれ,1928年にソルボンヌ大学に入り,動物学を専攻した。非常に多才であり,特に合唱の指揮にかけては,新聞を賑わすほどの腕前であった。また,ドイツ占領下のフランスにおいて,共産党員として武装抵抗運動を展開して活躍した。その間,地下に潜ったまま,アンドレ・ルウォフの所で大腸菌の乳糖の消化に関する実験を続けていた。1940年代は特にカリフォルニアを中心に新しい実験材料としてのファージの研究が盛んになりつつあった時で,モノーもファージに魅力を感じたが,自分がそれまで続けてきた酵素の適応の問題のおもしろさに気づき,その研究を続けていくことにした。

    東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

  • ルー(生物学者)
    2002年10月30日
    • 生物
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    ルー(生物学者)

    ヴィルヘルム ルー (Wilhelm Roux)ドイツ,1850-1924科学者人物誌―生物東京書籍2002年10月作成世界の発生学者なら誰しも一度は“Roux' Archiv”(ルー・アルヒーフ)という国際学術雑誌や論文にお目にかかるであろう。この学術専門誌なくしては近代の発生学は語れないくらい大きな影響を与えてきた。約100年の歴史をもつこの学術専門誌はすでに200巻を超えている。ルーの名を冠した“ルー・アルヒーフ”が創刊されたのは1894年であり,彼がつくり出した新しい学問の体系と相まって,21世紀前半にルーが発生生物学および実験形態学へ与えた影響は大きい。

    東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

  • (アニメーション)カエルの発生
    2003年06月24日
    • 生物
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    (アニメーション)カエルの発生

    カエルの発生過程のアニメーションです。「高校理科デジタルコンテンツDVD-ROM」より。

    東京書籍(株) 理科編集部

  • (動画)ウニの受精の過程
    2012年08月31日
    • 生物
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    (動画)ウニの受精の過程

    ウニの受精の過程を観察した動画です。

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  • (動画)減数分裂
    2003年06月24日
    • 生物
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    (動画)減数分裂

    生物映像資料。減数分裂の過程のアニメーションです。「高校理科デジタルコンテンツDVD-ROM」より。

    東京書籍(株) 理科編集部

  • サットン(生物学者)
    2003年10月27日
    • 生物
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    サットン(生物学者)

    サットン(生物学者)東京書籍作成Walter Stanborough Suttonアメリカ,1877-1916科学者人物誌―生物東京書籍2003年11月作成アメリカの生物学者・医者。父は農夫。ニューヨーク州ウティカに生まれたが,10歳の時にカンザス州のラッセル郡に移った。1896年にロウレンスにあるカンザス大学工学部に入学したが,弟が腸チフス熱で亡くなったのを契機に,医学を志した。改めて学芸学部に入り直して生物学を学び,1900年に学士号,1901年に修士号を取得した。この時,父親の農場にいたバッタ類の一種の細胞が大きいことを利用して染色体研究を行った。

    東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

  • (動画)ウニの受精卵における細胞周期
    2012年08月31日
    • 生物
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    (動画)ウニの受精卵における細胞周期

    ウニの受精卵における細胞周期を観察した動画です。

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  • スチュワード(生物学者)
    2002年10月30日
    • 生物
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    スチュワード(生物学者)

    フレデリック キャンピオン スチュワード (Frederick Steward )英国,1904-1993科学者人物誌―生物スチュワードは1904年ロンドンで生まれ,リーズ大学で化学の学士号を,植物学で博士号を取得している。彼の関心は,植物学の諸問題の解決に化学的手法を導入することにあった。彼は,はじめサトウダイコンやジャガイモ貯蔵組織のスライスを用いて,生体膜の半透性を調べていた。これらの組織は生理的に不活発で,カリウムや塩素などのイオンを蓄積している。彼はイオンの蓄積を誘導する条件を調べるうちに,温度,スライスの厚さとともに,特に酸素供給が重要であることに気がついた。これらの条件は,同時に細胞の代謝活性に大きく影響した。

    東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

  • ミュラー(生物学者)
    2002年10月30日
    • 生物
    • 指導資料
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    ミュラー(生物学者)

    ヨハンス ペーター ミュラーフランス,1801-1858科学者人物誌―生物ミュラーは,当時フランスの領有下にあったライン河畔はコブレンツの,町家の生れ。神学・哲学から人体や博物にわたる手広い窮知心は,生得のものらしい。手近のボン大学医科へ進むが,“自然哲学”や“生気論”の風靡する当時のドイツ知識界は,彼にとって,いまひとつ好適な環境という所から遠かった。「動物の運動について」の学位論文でボン大学を終えて,ベルリン大学に進み,解剖・生理学教授ルドルフィの解明・実証的な学風に触れたのが一大転機となった。

    東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

  • ネズミで不妊治療ができるの?
    2003年03月19日
    • 生物
    • 指導資料
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    ネズミで不妊治療ができるの?

    ネズミで不妊治療ができるの?―理科トピックス―2002年5月作成

    東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

問題・テスト資料

  • (生物小テスト)生殖・動物の生殖と発生(2)
    2007年03月30日
    • 生物
    • 評価問題
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    (生物小テスト)生殖・動物の生殖と発生(2)

    授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できます。B5判横左半分にテスト,右半分に解答の構成。[キーワード]一次卵母細胞,一次精母細胞,ウニの発生,胞胚,原腸胚期,内胚葉,中胚葉,外胚葉,中胚葉

    東京書籍(株) 理科編集部

  • (生物小テスト)卵と精子の形成
    2001年05月09日
    • 生物
    • 評価問題
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    (生物小テスト)卵と精子の形成

    授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できる。A4判横左半分にテスト,右半分に解答の構成。[キーワード]1次精母細胞,極体,精細胞,1次卵母細胞,ろ胞

    東京書籍(株) 理科編集部

  • (生物小テスト)生命の誕生
    2001年05月09日
    • 生物
    • 評価問題
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    (生物小テスト)生命の誕生

    授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できる。A4判横左半分にテスト,右半分に解答の構成。[キーワード]着床,一次卵母細胞,子宮,卵割,胎児,卵管膨大部,胎盤

    東京書籍(株) 理科編集部

  • (生物小テスト)発生のしくみ・植物の生殖と発生
    2007年03月30日
    • 生物
    • 評価問題
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    (生物小テスト)発生のしくみ・植物の生殖と発生

    授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できます。B5判横左半分にテスト,右半分に解答の構成。[キーワード]フォークト,原基分布図,局所生体染色法,卵割期,モザイク卵,調節卵,誘導,形成体,シュペーマン,移植実験,被子植物,重複受精,有胚乳種子,無胚乳種子

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プリント資料

  • [生物 補充プリント]転写開始の調節
    2004年12月14日
    • 生物
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    [生物 補充プリント]転写開始の調節

    平成16~21(2004-2009)年度版「生物II」教科書準拠。第2編 遺伝子の本体とはたらき 3章 遺伝子発現の調節 3-A 転写開始の調節。※授業プリントとして,自由に加工・編集してご利用いただけます。

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  • [生物 補充プリント]選択的遺伝子発現と形態形成(1)
    2004年12月14日
    • 生物
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    [生物 補充プリント]選択的遺伝子発現と形態形成(1)

    平成16~21(2004-2009)年度版「生物II」教科書準拠。第2編 遺伝子の本体とはたらき 3章 遺伝子発現の調節 3-C 選択的遺伝子発現と形態形成。※授業プリントとして,自由に加工・編集してご利用いただけます。

    東京書籍(株) 理科編集部

  • [生物 補充プリント]選択的遺伝子発現と形態形成(2)
    2004年12月14日
    • 生物
    • 授業プリント・ワークシート
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    [生物 補充プリント]選択的遺伝子発現と形態形成(2)

    平成16~21(2004-2009)年度版「生物II」教科書準拠。第2編 遺伝子の本体とはたらき 3章 遺伝子発現の調節 3-C 選択的遺伝子発現と形態形成。※授業プリントとして,自由に加工・編集してご利用いただけます。

    東京書籍(株) 理科編集部

  • [生物 補充プリント]選択的遺伝子発現と形態形成(4)
    2004年12月14日
    • 生物
    • 授業プリント・ワークシート
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    [生物 補充プリント]選択的遺伝子発現と形態形成(4)

    平成16~21(2004-2009)年度版「生物II」教科書準拠。第2編 遺伝子の本体とはたらき 3章 遺伝子発現の調節 3-C 選択的遺伝子発現と形態形成。※授業プリントとして,自由に加工・編集してご利用いただけます。

    東京書籍(株) 理科編集部

  • [生物 補充プリント]バイオテクノロジーの光と陰
    2004年12月14日
    • 生物
    • 授業プリント・ワークシート
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    [生物 補充プリント]バイオテクノロジーの光と陰

    平成16~21(2004-2009)年度版「生物II」教科書準拠。第2編 遺伝子の本体とはたらき 4章 バイオテクノロジー 4-C バイオテクノロジーの光と陰。※授業プリントとして,自由に加工・編集してご利用いただけます。

    東京書籍(株) 理科編集部

その他資料

  • 連載コラム「かがくのおと」第61回「STAP細胞の誕生」
    2014年02月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第61回「STAP細胞の誕生」

    STAP細胞が誕生した(1,2)。発表された夜に論文を読んでみたのだが,こんなことがあるのかと興奮してなかなか寝付けなかった。Nature誌の解説に「The generation of these cells is essentially Mother Nature's way of responding to injury」と共著者のVacanti博士が感想を述べていたが(3),傷を受けると自然に治癒するような,そんな生きものらしい応答で誕生したものだ。科学は着実に一歩ずつ進むばかりではなく,ジャンプしたり裏返ったり戻ってみたりと,いろいろな展開がある。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第115回「染色体を1本につなぐ」
    2018年08月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第115回「染色体を1本につなぐ」

    ヒトの体細胞には46本の染色体があるように,真核生物のゲノムは通常,複数の染色体にわかれて存在している。この数には意味があるのだろうか? 中国(1)とアメリカ(2)の2つの独立した研究チームが,酵母の染色体をつないでみた結果をネイチャー誌に報告している。いずれも結論は同じで,染色体を結合しても特に問題なく生きていられるということであった。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

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