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701 生物2編 生命現象と物質

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  • 連載コラム「かがくのおと」第83回「老化の分子機構」
    2015年12月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第83回「老化の分子機構」

    細胞の寿命に関する最初の洞察はヘイフリックとムーアヘッドの半世紀前の研究にさかのぼる(1)。臓器から得た細胞を培養したところ,ある回数まで分裂するとそれ以上は分裂しなくなるという,いわゆる「ヘイフリック限界」の発見だった。この分裂寿命は,染色体末端のテロメアが短くなることが原因だとされてきたが,研究が進んでいくと,寿命の分子機構はもっと複雑であることが分かっていく。有名な研究として,テロメアを伸ばすテロメアーゼ(2)や,線虫の老化遺伝子age-1(3)や酵母の長寿遺伝子Sir2(4)などが80年代から90年代に発見されてきた。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

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