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マルグリス(生物学者)東京書籍作成Lynn Margulisアメリカ,1938-科学者人物誌―生物東京書籍2004年3月作成アメリカの生物学者。旧姓はアレクサンダー。シカゴ生まれで,1957年シカゴ大学で学士(B.A.),1960年ウィスコンシン大学で動物学と遺伝学で理学修士(M.S.),1963年カリフォルニア大学バークリィ校で遺伝学で博士号を取得した。1967年からボストン大学で非常勤講師から助教授(1970年)を経て,1977年以降はカリフォルニア工科大学の地質学・惑星科学部のシャーマン・フェアチャイルド特別研究職(Sherman Fairchilde Fellowship)になり,1979年にはグッゲンハイム特別研究職(Guggenheim Fellowship)を得た。1983年にはアメリカ科学アカデミーの会員に選ばれている。1992年にはマサチューセッツ大学総長メダルを贈られ,2000年にはナショナル・メダル・オヴ・サイエンスを当時の大統領ビル・クリントンから贈られた。2002年にはアレクサンダー・フォン・フンボルト賞も贈られている。
東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)写真は皆さんがパンを買う光景と、その手前で育つ生きている化石植物です。去年この植物が本校内にあるのを見つけて大変に驚きました。箒を立てたようなこの植物は、松葉のように細い棒状の姿からマツバラン(松葉蘭)と呼ばれます。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真) 最近、難しい読みかたの漢字の本といった類の本が書店に並ぶのを散見しますが、難しい読みの漢字は植物からも学べます。さて次の漢字、何と読むでしょう。「土筆」。答えは「つくし」です。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
バロン ジョルジュ レオポルド クレティアン フレデレック ダゴベール キュビエフランス,1769-1832科学者人物誌―生物東京書籍2002年10月作成「私の歯を1枚,知らない人類学者の手に渡したら,その人は私の姿を完全に復元してくれるだろうか。」もちろん冗談まじりではあるが,そんなことを書いた人があった。それはさておき,1枚の歯や1片の化石骨からその主がどんな動物であったかを推定する古生物学の方法の土台を置いたのは,キュビエであった。
東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)校庭のイチョウが目の醒めるような黄金色の葉を付けています。雌雄異株のこの植物は、学問上大変興味深い事実を提供し、知的好奇心をくすぐる木です。それはこの植物が動物のように精子を持つからです。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)校庭南の自然公園にこんなすばらしいコブシの花が咲くことを、どれだけの生徒諸君が知っているでしょうか。純白のこの花はモクレン科モクレン属というグループに分類されます。じつはこの植物、見出しに付けたように生きている化石と呼ばれる原始的な花なのです。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
ニューサポート高校「数学」vol.12 特集:【新連載】“ドキッ”とする生徒からの質問集(2009年秋号)より。生徒に聞くと,生物Ⅰの分野の中で最も苦手な分野は発生であるという。「発生」から「遺伝」へのスムースな意識の繋がりが欠けており,生徒にとって「発生」はぽつんと孤立した印象になっているようである。決定的に不足しているのは,『進化の大局観』の欠落である。この領域こそ,すべてをつなぐ筋道である。
北海道札幌稲雲高等学校 教育法規事例研修会
ストロマトライト、撮影年月:1993年8月、撮影者:北多摩高校 大桐、撮影場所:西オーストラリア ハメリンプール シャーク湾。ストロマトライトは光合成を行える原始的な藻類の堆積層の総称で、先カンブリア時代から存在しています。大繁栄したのは4億7000万~16億5000万年前で、活発な光合成を行うことで大気中に酸素を放出しました。このとき作られた酸素の一部が紫外線の働きでオゾン層を形成し、地上に強い紫外線が入り込むことを防ぐようになり、古生代の中頃に動植物が陸上に進出し、生物界に大きな転機をもたらしました。
東京都立北多摩高等学校 大桐
「2012年度用高校理科教師用指導資料付属のDVD-ROM 動画サンプル集」より。ミトコンドリアと葉緑体の起源をアニメーションで再現しました。なぜ2重膜なのかの秘密をより詳しく理解できるように工夫しました。
東京書籍(株) 理科編集部
生物の代謝にはリンが不可欠である。ATPを中心にしたエネルギーの流れも,DNAやRNAへの情報の保存も,タンパク質レベルでのシグナル伝達も,酸化還元に使う補酵素の多くも,リンを持った生体分子が利用されているからである。無機物の中でリンはカルシウムに次いで多く,ヒトの体には約670グラムあるとされる。しかし,リンは地球上には0.1%程度しかない希少な元素である。リン酸塩は基本的には水に溶けにくく(1),初期の生命がいたとされる熱水噴出孔(2)の海水にもあまり存在しなかったと考えられる。そのため,最も始原にいたとされる生物の共通祖先(Last Universal Common Ancestor; LUCA)は,リンを使わない代謝を行っていたのではないかと考えられていた(3-5)。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
深海の熱水噴出孔(Hydrothermal vent)のまわりに豊かな生態系があることが報告されて40年になる。この分野を率いてきた米国デューク大学のシンディ・ドーバー博士が現在までの回顧録を寄稿し(1),ミシガン大学のグレゴリー・ディック博士が詳細な総説をネイチャーレビュー誌に報告している(2)。これらを読みながら,生物学の見方を変えた意外な発見について整理してみたい。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
いま生物学を席巻しているのがCRISPRだ。クリスパーと呼ぶ。原核生物が持つ感染防御の仕組みが理解され,これがゲノム操作に応用されている。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎