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教科書単元リンク集・高等学校

教科書の単元から資料を探すページです。

701 生物教科書全体にかかわる資料・(701)生物

指導資料

  • (特集:授業を変える〜探究~)(生物)コンピテンシーベースの授業設計で探究力を育む
    2024年04月01日
    • 生物
    • 実践事例
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    (特集:授業を変える〜探究~)(生物)コンピテンシーベースの授業設計で探究力を育む

    ニューサポート高校「理科」vol.41(2024年春号)「特集:授業を変える~探究~」より。「探究」という学習活動が広まりつつある今、私たち授業者は真に「授業に“正解”はない」といえる環境のなかで日々授業を創る。その際の議論の出発点は「授業の目的は何なのか」「どんな生徒を育てたいのか」という問いであるべきである。また、特に「探究」の授業においては、コンテンツベースではなく、コンピテンシーベースに授業が設計されるべきであろう。本稿においては、私自身の探究や PBL に関する授業事例のいくつかに触れるが、それらの実践の根底には私(本校)の「育てたい学習者像」という大きな目的設定がある。さらには、授業それぞれに細かなコンピテンシーベースの狙いがある。以下の事例は、それらの目的・狙いから逆算的に設計したものであることをはじめに強調しておきたい。

    文化学園大学杉並中学・高等学校 染谷昌亮

  • 理数探究×英語ニュース:興味・関心を喚起する
    2023年10月18日
    • 英語
    • 実践事例
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    理数探究×英語ニュース:興味・関心を喚起する

    【英語実践事例シリーズ No.21】近年の教育では、生徒に知識・技能を身につけさせるだけでなく、思考力・判断力・表現力を育み、さらに生徒の興味・関心を喚起しながら、学びに向かう力を引き出すことが求められている。本稿では、理数探究と英語ニュースを組み合わせることによって、生徒の探究心を高める実践的な指導について述べたいと思う。

    西武学園文理高等学校 土屋進一

  • (高等学校学習指導要領 改訂の概要)生物基礎・生物
    2018年10月01日
    • 生物
    • 指導資料
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    (高等学校学習指導要領 改訂の概要)生物基礎・生物

    ニューサポート高校「理科」vol.30(2018年秋号)より。『生物基礎』では,中学校までに学習した内 容を基礎として,『生物』では,中学校理科第 2 分野及び『生物基礎』との関連を図りながら, 「理科の見方・考え方を働かせ,見通しをもっ て観察,実験を行うことなどを通して,科学的 に探究するために必要な資質・能力を育成する こと」を目標としている。資質・能力について は,知識,技能に加え,探究の過程を通しての 思考力,判断力,表現力等の育成が重視された 改訂になっている。学習指導要領本文でも,こ れまで「理解する」と表現されていたものが, 「○○を見いだして理解する」や「関連付けて 理解する」などに変更になっていることから も,思考力,判断力,表現力等を重視した改訂 であることが窺い知れる。

    東京書籍(株) 理科編集部

  • プロセススキルを重視した生物課題研究の実践例
    2000年02月01日
    • 生物
    • 実践事例
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    プロセススキルを重視した生物課題研究の実践例

    本校は,名古屋市郊外の西春日井郡に位置する普通科新設高校であり,99%以上の生徒が大学への進学を希望しており,それに応えた充実した進路指導を展開している。生徒は素直であり,時間を有効に使って部活動と学習活動を両立させ,熱心に取り組んでおり,その真面目な彼らから「知的好奇心」「向上心」をさらに引き出すべく,学習指導での様々な模索をしている。

    愛知県立西春高等学校 長谷川省一

  • モジュール式授業に取り組んで ~ 私の生物教育 ~
    2016年06月30日
    • 生物
    • 実践事例
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    モジュール式授業に取り組んで ~ 私の生物教育 ~

    教職について45年になんなんとする。私の教育理念は、「生物を学ぶのにできる子もできない子もいない」という考えだ。自分が夢中で取り組んできた「山口式モジュール教育」をここに紹介したい。

    岩手県立岩谷堂高等学校 山口成実

  • 知識を材料にした探究的な生物実験 ~課題研究をより深く取り組めるように~
    2021年06月29日
    • 生物
    • 実践事例
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    知識を材料にした探究的な生物実験 ~課題研究をより深く取り組めるように~

    本校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されており,2年次にグループ単位で課題研究を実施している。しかし,生徒の大部分は,意欲もあり成果を出したいと思っているものの,進め方・作法がわかっていない。初歩的なところで失敗し,「やってみた」で終わってしまう。本稿では,理科の授業内の探究的な実験を通して,試行錯誤の場を設け取り組ませた実践事例をご報告したい。

    大阪府立天王寺高等学校 河井 昇

  • 「生命の連続性」の概念図
    2011年04月25日
    • 理科
    • 指導資料
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    「生命の連続性」の概念図

    東研研究報告「理科教育の充実に向けて -小・中の系統性(粒子・生命・エネルギー)を踏まえた指導の研究-」(東京教育研究所2011年4月発行)より。小・中・高,学年別に生命の連続性について,児童生徒の発達段階におけるねらいや主な学習活動を簡潔に一覧表にまとめました。

    東京教育研究所

  • (クローズアップ)教科書の用語のはなし
    2021年04月16日
    • 理科
    • 指導資料
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    (クローズアップ)教科書の用語のはなし

    ニューサポート高校「理科」vol.35(2021年春号)より。新教育課程に対応した教科書が発行されます。先生方の関心事には,生徒に思考させる授業をどのように進めていくか,授業内で評価をどのように行っていくか,といった授業に関することから,教科書の学習内容がどのように変わるのか,また,用語が変わるのかということもあると思います。本号では,それらのうち教科書で使用される用語についてご紹介します。

    東京書籍理科編集部

その他資料

  • (701)生物(令和5年度新刊) シラバス案
    2022年09月06日
    • 生物
    • カリキュラム
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    (701)生物(令和5年度新刊) シラバス案

    「生物」(生物 701)令和5~8(2023-2026)年度用教科書の、年間指導計画例です。学習内容ごとに、詳細な学習活動、評価の方法などを表にまとめました。

    東京書籍(株) 理科編集部

  • (701)生物(令和5年度新刊) 評価規準例
    2022年09月06日
    • 生物
    • カリキュラム
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    (701)生物(令和5年度新刊) 評価規準例

    「生物」(生物 701)令和5~8(2023-2026)年度用教科書の、年間指導計画例です。学習内容ごとに、詳細な学習活動、評価の方法などを表にまとめました。

    東京書籍(株) 理科編集部

  • 連載コラム「かがくのおと」第2回 「『生物Ⅱ』を読む」
    2009年02月15日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第2回 「『生物Ⅱ』を読む」

    高校の教科書を20年ぶりに読んでみたのだが,『生物Ⅱ』の内容におどろいた。ES細胞やヒトゲノムなど最近の話題も豊富で,なにより全体の流れがよくできている。しかしこう言えるのは今だからであって,当時は生物学の面白さはわからなかった。理学部生物学科を受験したにもかかわらず,受験科目には物理と化学を選んだほどである。

    筑波大学大学院数理物質科学研究科准教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第171回 ChatGPTを使ってみる
    2023年04月27日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第171回 ChatGPTを使ってみる

    大学はChatGPTの話題でもちきりである。半年前にはChatGPTを知っていたのは一部の専門家だけだったが,今はユーザーが急速に広まっており,半年もすれば,ChatGPTが存在しない世界には戻れなくなるのだろう。東京大学の副学長が4月3日に公式に見解を出しており,そこに「多くの分野の学者が社会の大変革を予感しており,原子力やコンピューターの登場ぐらいのインパクトがあるだろうと語っています」と書いているほどである(1)。今回,一般のユーザーとしてChatGPTを使ってみた2023年4月時点での感想を記録しておきたい。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第22回「3分の1の法則」
    2010年10月22日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第22回「3分の1の法則」

    筑波大学に異動して7年目,合計20名の学生が研究室に配属になった。いつも思うのだが,学生は「3分の1の法則」があてはまる。3分の1の学生はとてもよく成長する。

    筑波大学大学院数理物質科学研究科准教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第19回「酒の肴」
    2010年07月22日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第19回「酒の肴」

    研究室で院生たちとよく飲むのだが,先日の飲み会は楽しかった。新しく配属された4年生の研究テーマを酒の肴に,皆でワイワイと飲むのだから楽しいに決まっている。こうして,酒の席でテーマが誕生するのが恒例になっている。

    筑波大学大学院数理物質科学研究科准教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第26回「顔の見えない講義」
    2011年02月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第26回「顔の見えない講義」

    顔の見えない講義が期待されている。カリキュラム委員会に出席したときにそれを実感したのである。シラバスは入学した学生との契約だから,仮に教員が異動しても,その学生がいる限りは講義しなければならない。だから内容を教員に任せるのではなく,教科書を指定しておく方がよい。そして,シラバスに教科書を記すのなら,欧米でも通用する本格的な教科書の方が好ましい,というふうな話の流れであった。

    筑波大学大学院数理物質科学研究科准教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第31回「システムを見る」
    2011年08月24日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第31回「システムを見る」

    物事をモノではなくモノの関係として見るシステム的な思考は,歴史的にはかなり古い。システムの標語ともいえる「全体は部分の寄せ集め以上のものである」は,アリストテレスの言葉だという説もある。

    筑波大学大学院数理物質科学研究科准教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第43回「研究者の顔」
    2012年08月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第43回「研究者の顔」

    大学2年生のころの化学系の講義だったと思う。教室に現れた教授が,先週号のNatureにすばらしい論文が出ていたんだと言った。いつもは教える気がなさそうに教科書を淡々と読んでいるだけなのに,意外にもきれいな絵を黒板に描いて,楽しげに解説をはじめた。教授の頭は目下そのことで一杯になっており,溢れたものが体中から出ているようだった。今から思うとあの話はカーボン・ナノチューブの発見の論文で,具体的な内容はほとんど理解できなかったが,いい大人が科学的な発見に驚き,心から面白がっている,そんなことがいっぱい分かるようになれば気持ちいいんだろうなと思った。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第44回「予想と成果」
    2012年09月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第44回「予想と成果」

    これまでに100本ほどの論文の著者になっている。多産な方だが,論文というものは難しいもので,たくさん書けばいいというものでもない。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第158回 生細胞のシミュレーション
    2022年03月28日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第158回 生細胞のシミュレーション

    細胞にはDNAやタンパク質,RNA,アミノ酸,脂質など多様な分子が含まれている。これらが化学反応や物理的な相互作用によって互いに影響を及ぼしながら恒常性を保っているのが生きた細胞である。実在の細胞は,DNAが複製されて細胞分裂して増えることもある。このような複雑な細胞の挙動をコンピュータシミュレーションで再現できるのだろうか? もし再現できたとして,それは実物とどのくらい一致するのだろうか? 今回,ミニマル細胞をモデルに精密なシミュレーションを試みた成果が報告されているので紹介したい(1)。この成果が全細胞シミュレーションの現在での到達点である。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第36回「生涯学習」
    2012年01月20日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第36回「生涯学習」

    市民講座を受け持つ機会をもらった。講座の時間が平日の昼ということもあって,聴講者は定年退職された男性が8割,それよりは若い女性の方が2割という感じだろうか。内容は生命科学,1回2時間で10回。大変な分量だ。全てを新たに準備するのは無理なので,大学の講義資料をアレンジして使うことにした。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第9回 「面接」
    2009年09月25日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第9回 「面接」

    大学の教員になって実感したが,入試にはいろんな種類がある。センター試験と二次試験だけでなく,推薦やACや編入があるし,大学院の8月期と2月期などもある。社会人や留学生の入試もある。問題作成や,面接や試験監督などの担当もあるので,役目がけっこう回ってくる。

    筑波大学大学院数理物質科学研究科准教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第58回「生物の教科書」
    2013年11月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第58回「生物の教科書」

    東京書籍の『生物』を読むと,最近の高校生がいかに高度なことを学んでいるのかがわかる。なにせ,iPS細胞もセカンドメッセンジャーもGPCRもRNA干渉もエピゲノムもゲノムプロジェクトもSNPsもGFPも小胞輸送も出てくるのだ。ノーベル生理学・医学賞やノーベル化学賞の最新の成果がCOLUMNやPLUSといった囲み記事などを駆使して出てくる一方で,もちろん,高校生として入試のために必要な内容も本編にしっかり書かれてある。すごいものである。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第34回「講演」
    2011年11月17日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第34回「講演」

    友人の誘いで予備校で講演をする機会をもらった。現在こだわっている研究の一端を伝えてくれ,内容を予備校生が分かるレベルに落とすのではなく,こだわりをわかりやすく,という注文だった。(本文より)

    筑波大学大学院数理物質科学研究科准教授 白木賢太郎

  • ニューサポート高校「理科」vol.29(2018年春号)特集:「大学入学共通テスト」はどうなるか?
    2018年04月06日
    • 理科
    • 機関誌・情報誌
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    ニューサポート高校「理科」vol.29(2018年春号)特集:「大学入学共通テスト」はどうなるか?

    本誌は,東京書籍が発行する高校理科の教育情報誌です。今回は,"「大学入学共通テスト」は どうなるか?"というテーマで特集を組みました。「大学入学共通テスト」の理科全体の傾向,また物理,化学,生物教育それぞれの視点からの出題傾向を読み解きました。また,連載「実験観察を始めてみよう」の第1回として,「炎の温度と黒鉛の性質」「三態変化で分子運動と分子間力を実感」の実験を紹介します。

    東京書籍(株) 理科編集部

  • 連載コラム「かがくのおと」第113回「筑波大学理工学群応用理工学類」
    2018年06月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第113回「筑波大学理工学群応用理工学類」

    筑波大学の応用理工学類に所属している。今日はこのユニークな学類(いわゆる学科)について紹介してみたいと思う。特徴のひとつはカリキュラムの幅広さ。大学3年生で,統計力学も生命科学も化学平衡も応用原子物理も講義を受けているような時間割は,世界的にも例がないだろう。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第10回 「正しい本」
    2009年10月16日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第10回 「正しい本」

    一般向けの本をはじめて書いてみた。論文や総説を百本近く書いてきたタンパク質人生のなかで,はじめての経験である。そして余談だが,労力のわりには儲けはほとんどない。印税生活など簡単ではない,そんなあたりまえの事実もよくわかった。

    筑波大学大学院数理物質科学研究科准教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第17回「自転車に乗る」
    2010年05月27日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第17回「自転車に乗る」

    現在の高等教育は圧倒的に言葉に頼ったものである。一方,やってみなければわからないもの,行動するほうがわかることも沢山ある。理科の実験などは,教科書を読むだけでは本当のことはわからないのである。

    筑波大学大学院数理物質科学研究科准教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第45回「ノーベル賞になる研究」
    2012年10月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第45回「ノーベル賞になる研究」

    自分がノーベル賞を取れるかどうか,はっきりと分かる。今回は取れない,ということである。しかし長期的にみると分からないぞと言えるところが,研究の面白いところである。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第57回「1年早めのノーベル賞予想」
    2013年10月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第57回「1年早めのノーベル賞予想」

    最近のノーベル化学賞はまるで生物物理学会の発表のようで,お馴染みのタンパク質研究がずらりと並ぶ。2013年化学賞の量子化学計算や分子動力学計算は,今では酵素の働きやタンパク質のフォールディングを理解する重要なツールだ。「方法」にも光が当たるのは大事なことで,2002年にも,タンパク質溶液構造の核磁気共鳴法や巨大分子の質量分析法にノーベル化学賞が授与されている。これらは多くのタンパク質研究者がいつも使っている方法である。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第85回「生命を理解するための新しい物理学」
    2016年02月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第85回「生命を理解するための新しい物理学」

    水族館のイワシの群れや,夕方いっせいに飛んでいく鳥の大群,渋谷のスクランブル交差点の人の流れなど,見事に統制がとれている集団がある。もう少し小さなレベルでは,ペトリディッシュの培地の上で増殖する細胞や,細胞の中に張り巡らされた細胞骨格タンパク質のダイナミクスなども,あたかもどこかに指揮者か監督がいて,そのシナリオ通りに役者が動いているように見える。このようなスケールや物性,相互作用の仕方まで異なった現象が,アクティブマターというキーワードに集約され,共通した物理法則で説明されはじめている。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第73回「科学の価値を定量する」
    2015年02月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第73回「科学の価値を定量する」

    科学の価値は定量的に評価できるのだろうか。これは昔からある難問である。最近でも,理論物理学者のレインハード・ウェルナー教授が,科学の価値は定量などできないという極論をNature誌にあらためて寄稿し,サイトのコメント欄は研究者たちの賛否両論で賑わっている。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第70回「論文の評価」
    2014年11月21日
    • 理科
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    連載コラム「かがくのおと」第70回「論文の評価」

    被引用回数のトップ100の論文がNature誌に発表された(1)。なかなか見応えのあるリストで,研究者の間でも話題になっている。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第121回 研究チームの人数は多い方がいい?
    2019年02月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第121回 研究チームの人数は多い方がいい?

    現代の科学は参画する研究者の数が多くなる傾向がある。それでは,研究の規模は研究の質にどのような影響を及ぼすのだろうか? 2月号ネイチャー誌に興味深い論文が報告されていたので紹介したい(1)。要約すると,大きな研究チームは旬の話題を発展させたものが多く,それだけ注目が集まりやすい。一方,小さな研究チームのテーマは革新的な成果につながりやすいのだという。つまり,大型の予算が必要になる大規模なテーマも,ひとりで試しにやってみるようなテーマも,いずれも科学の発展には不可欠なのである。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第71回「日常の科学」
    2014年12月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第71回「日常の科学」

    寺田寅彦(1878年-1935年)は敬愛する科学者の一人である。「科学というものは結局言葉であり文章である」と言うように,論理や数式だけに頼らず「言葉」を思考の道具にするところに魅力がある。当たり前のことを観察し,鋭敏に言語化できる。例えば,絵の描き方についてこんなふうに説明する。科学者はふつう,こうは言えないものだ。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

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